表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
つれづれ野花  作者: あぐりの
ながこい
33/190

ながこい 29

ジュンペイが先に帰った後、我に返って悶絶していると、

「お待たせ〜!」

と、シイが入って来た。私はシイに手を振って応えた。

「さっきジュンペイに会ったよ〜…って、あれ⁇」

「ん?」

「ユージンとユーヤ、そこで何してんの〜?」

と、シイが部屋の奥の棚スペースを見て言った。私はびっくりして、そっちを見ると、なんとも気まずそうな2人が出て来た。

「いやぁ…なんてゆーか、オレら今日見廻り当番で。」

と、ユーヤが言った。ユージンはもう楽しそうな顔をしている。

「えっ…‼︎い、いつから…?」

私が焦りながら聞くと、ユージンが、

「おまえが来る前から〜」

と、ニヤニヤしながら言った。私はクラクラした。全っ然、気付かなかった…恥ずかし過ぎるっっ‼︎


「一応、オレらは声かけたんだよ?だけどおまえ、無反応で。オレらも奥で片付けしてたから、まぁいっかって、なぁ?」

とユーヤが言うと、ユージンが、そうそう、と頷いた。

「そしたら、タツヤ呼んでたじゃん。で、タツヤ来るかと思ったら、まさかのジュンペイで。」

「びっくりしたよなー‼︎」

「なんかヤバって思って、思わず隠れちゃった!」

「おまえがレンじゃなくてジュンペイだったのもびっくりだけど!」

「本当本当!」

ユージンとユーヤは2人で盛り上がっていた。私はもう恥ずかしさのあまり机に突っ伏した。シイが、だ、大丈夫…?と心配してくれた。

「ジュンペイと話したんだよね?良かったね!」

とシイが嬉しそうに言うと、すかさずユーヤが、

「シイ、良かったどころの話じゃねぇ。鼻血ブーだ‼︎」

と言った。

「えー?鼻血ブー⁇何それ、どう言うこと?」

「お子ちゃまなオレらには刺激が強かったって事よ!」

「まぁ、ジュンペイは男だって事だな。」

「はぁ?意味分かんないんだけど〜⁇」

突っ伏してる私を余所に、ユージンとユーヤがシイを巻き込んで楽しそうだ。

「どんな話?ずっと2人は話を聞いてたって事?」

とシイが聞くと、ユーヤが、

「いや、話は良く聞こえなかったけど、見るものは見た。」

と、また意味深に言って、シイが、ん?見た?と聞いた。

「こいつが泣き出して、ジュンペイが慰めて〜、楽しげにイチャつき始めて〜」

とユージンが楽しそうに言うと、ユーヤも、

「ぐってして、ギュッってして、チュッてしてー!」

と言い出した。シイも、

「えー‼︎‼︎」

と、楽しそうに言って、ますます3人で盛り上がり始めた。私はもう恥ずかしくて死んじゃう…

「ジュンペイ早くいじりたいなー」

「いや、ユージン、この事ジュンペイにバレたら、オレ達ヤベェよ。」

「確かに‼︎」

「あははは!私言っちゃおうかな〜」

「シイ!マジやめて!」

3人が楽しんでいると、

「楽しそうなところ悪いけど〜見廻り組頼むよ〜!」

と、先生が来た。ユーヤ達は、今から行きまーす。と言って出て行った。


私はシイと一緒に帰った。シイはキョロキョロしてから、

「良かったね!いろいろと!」

と言ってきた。私は照れながら、

「良かったけど…」

と言った。シイはニヤニヤして、

「生徒会室行く途中さ、ジュンペイに会って、部屋で待ってたよ、って教えてくれたんだー。ジュンペイ、なんか機嫌良かったから、2人で話せたのかな?と思ってたけど、そりゃ、機嫌良いよねー‼︎」

と、私を見て意地悪っぽく笑った。

「シイ、もう、恥ずかしいから…!」

「あははは!」

いじめっ子シイが現れてきた。

「私も、言っちゃおうかなー!」

と、シイが突然言い出して、

「私も緑川としちゃったよ〜」

と、照れながら言った。

「えーっ‼︎」

今度は私が驚いた。

「2人がドタバタしてる間にね。」

シイは恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑って言った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ