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強制ルート 襲撃1
フレイヤとロブはサラマンダー街を出発し、第一関門の[焔の国]に向かっていた。2人は直ぐに仲良くなり、楽しい会話が繰り広げられていた。そんな時だった。急に殺気を感じたのか、2人は剣の柄の部分をとっさに握り締める。
「ね、ねぇ、ロブなんか私たちつけられてるよね?」
「分かってるよそんなことは、でもいつからだ?とりあえずまだ襲って来ないことは少し安心してもいいかもな。とりあえず様子見るぞ。」
「う、うん。分かったわ。」
互いに剣の柄を握り、すり足で歩きながら後ろからこそこそと追って来る敵に神経を注いで様子を伺い移動していた。
流石に神経を使いすぎたのか2人は疲れ切ってしまいどこかで野宿をすることにした。
「お、いい感じの森発見!フレイヤ、あそこで野宿するぞ。」
「もうなんでもいいわ。ヘトヘトよ。」
目の前に見えた森でお互いに見張りながら野宿をして、体力回復に励むことに決めた。
これから長い夜の旅が始まるのだった。