ハクビシンかな?
2017年 12月26日 夜八時頃、柿の木の上に動物がいました!
今までにもそのあたりで「ガサガサ」という足音を聞いていたのですが、姿を確認できたのは初めてです。逆光でシルエットしか見えなかったのですが、しっかりと哺乳動物の形が見えました。
尻尾が細長く、猫のようです。木の先端の細い枝にまで行き、逆さまのような体勢になりつつ器用に熟れた渋柿(?)を食べていました。頭の形は初め、よく見えませんでした。
「猫かな? 猫って木のてっぺんに登って柿を食べたりするんだ……」などと思いつつ観察していると、その動物は体を丸めて毛繕いを始めたようでした。
暗いので体の色は分かりませんが、もっとハッキリとしたシルエットを見たかったので、その子が体勢を変えるまでその場で待ちました。
自分と動物との距離は5~6mです。静かにしようと思いつつも結構音を立ててしまったし、周りからも車の音や生活音が聞こえたのですが、その子は特に気にする様子もなく堂々としていました。町に慣れているんですね。
しばらくすると動物は丸めていた体を伸ばし、再び柿を食べ始めました。顔の輪郭がちらりと見えました。頭が小さく鼻先は少し尖っています。猫ではないようです。
野性動物だと分かると嬉しくなりました。この辺りにも結構色々な動物がいるようです。この間は壁に止まっているコウモリを間近で見ることができたし、今までにヘビやイタチ、ネズミも見たことがあります。
野性の動物は偉いですね……。寒くなって昆虫や植物の姿が減っても、こうやって食べ物を見つけてたくましく生きているんですね。小鳥も雪降る中で電線に止まって体を丸めている姿を見かけたりしますが、あんなに小さいのにすごいと思います。
私は服と暖房がないと耐えられません。野性動物のことは本当に尊敬するし、頭が上がらないです。
この動物についてあとで調べてみました。尻尾が長くて木登りが得意そうだったのでハクビシンかもしれません。
これからも色々な生き物に出会えたら嬉しいです。