状況把握始めました
ここはあっさりと終わらせました。
≪紀樹視点≫
「ここは、どこだ?」
神に異世界に飛ばされたはずだが、これは…よしまず落ち着こう。俺は刀藤紀樹、神龍だ。って、は?あれ?今自然に口から出た?混乱していると頭の奥底から情報が流れてくる。そうか俺は神の眷属になることによって神龍に進化したのか。で、ここは俺の城プラネット……
「城!!!???」
≪メイル視点≫
ここは我らが主人ノリキ様の城プラネット。ご主人様が眠りについて早300年がたった。
「城!!!???」
「!?」
今の声はもしや。いやそうに違いない。私は全力でご主人様のお部屋に向かい、扉を勢い良くあける。
「お目覚めですか!?ご主人様!」
そこにはお元気そうなご主人様のお姿が…
≪紀樹視点≫
「お目覚めですか!?ご主人様!」
そう言って部屋に飛び込んできたのは犬耳としっぽが生えた獣人属の姿をしているメイド服の女性。俺はそれを見た瞬間に理解した。ここは…………俺がやってたゲームの世界だ。
『ヴァルハラ』
それがこのゲームの名前だった。簡単に言うと自分と仲間モンスターを育てて敵を倒す。ドラ〇エみたいなゲームだった。俺はこのゲームをやりこんでおり、自分の城も持っていた。当時の部下の数は十二人だった。
「メイルか…状況を説明してくれるか?」
「はっ!現在プラネットは謎の大陸、いや異世界にあります」
「は?異世界?」
この城ごと異世界に来たのか
「はい」
少し状況を整理する必要があるな…
「メイル、十二騎士全員集めてくれ、会議を開く。
「は!了解しました。それでは失礼します」
メイルはそう言って部屋を出て行った。
「はあ、めんどくさいな」
~会議室~
「で、どうなってるのか知りたいんだが」
今ここには12人の部下たちがそろっている。全員が俺の帰還をものすごく喜び、涙していた。それを途中で切り、俺は質問した。それに答えたのはロイヤルナイツ主席のドライグだった
「我々の城はここにきて3日目なのですがこの世界はどうも元の世界よりもレベルが低いようです」
「どのくらい?」
「兵士の平均レベルが200ってとこでした」
「それは低いな」
ヴァルハラの兵士の平均レベルは350だった。
「でも調査は必要だよな…」
「まあそうですね」
「よし!俺が一人であそbげふんげふん。調査に行ってくる」
「そんな危険です!」
「そうですよ!」
当たり前のように部下たちが反論してくる。だが、
「ここは俺に任せてくれ。俺がこの中で一番強い。それにみんなに行かせて自分だけここにいるのはつまんnじゃなくて、ずるでもなくて、申し訳ない」
「騙されませんよ、今『詰まんない』『ずるい』って言いました!」
みんな一斉に反論してくる。だがずっと押し黙っていた老執事のセバスが発言した。
「ではご主人様には外の町で楽しんできてもらい、我々はその間に仲間を集めておくというのはいかがでしょう?」
「おお!それいいな。強い軍隊作っておいてくれ」
そうして方針は決まった。
「派手なことをしてもかまわんが、無駄な殺戮をするな。定期的に念話で報告しろ」
『は!』
次からが本番です