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詠ってみた

一台目はトラックだった

作者: 月森 コウ

赤直前

サイレン無視して

「俺、優先」

一台行けば

二台目続いて



救急車の足止めした

あの人は

人でなし だったのかもしれない

人殺しに なったのかもしれない



心肺停止後

一分救える

三分、まだ助けられるはず

五分で救命率が急激低下、脳障害

八分過ぎたら絶望的

私は彼らを許さない



救急車走る。

その後ろに

窒息、大怪我、意識混濁の重症者を想う。

傍らで一分、一秒でも早く、と

祈るような気持ちの者を想う。

「具合悪いの」と、よく話し、立って歩ける

タクシー代わりなら良いな、なんて。

関係者に怒られてしまうだろうか。


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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。


▼小説家になろう 公式企画サイト

https://syosetu.com/event/haikutanka2023/

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ファミレスで、きっと熱中症だわ、と大騒ぎして店員さんに救急車を呼ばせていたおばあさん。

そんなに元気に喋って、歩けるなら、タクシー呼べばいいのでは? と思ってしまった夏。


素人の所感でしかないので、言いませんでしたが。

実際のところは、本人にしか分かりませんもんね……。

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