『設定紹介バージョン2〈秘境と魔女と魔物〉』
今回は世界に存在する秘境の紹介と歴史に名を残した魔女と魔物のランキングです。一部ネタバレを含みますので嫌な方は閉じてください。また本編世界の歴史に残っている情報ですので真実かは不明です。
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本編世界には数々の秘境が存在します。その内の一部を紹介。本編や外伝でも登場したりしなかったり。
○逆転世界
重力が逆転している場所です。そこでは全てが空へ落ちていき、草木は育たず、魔物もおりません。その原因は世界創生の時から存在するという魔女ーー黒髪の魔女の力によるものとされています。逆転世界のどこかには黒髪の魔女がいて、今も世界を監視していると言われています。
○三分島
本編の舞台の表大陸から少し離れた所に位置する三つの島です。その島の近くの海は荒れ狂い、少しでも近づけば三分ももたないことからこの名前になったという説と、かつて一つの島だったものが三つに分割されたことがこの名の由来とされる説があります。近づいて生きて帰ってきた者は数えるほどしかいません。この海域には禁忌級魔物【大蛸】が生息しています。祭編最後に登場したノフトとの関係は……。
○ゴーサル迷宮
本編でも名前が出てきているゴーサル迷宮。超級を超える魔物が大量に生息しています。上層、中層、下層に分かれていて下層まで辿り着いたのは【二等星】が率いた部隊のみ。生きては帰ってきてはいませんが【二等星】は下層にいると言われる禁忌級魔物【石龍】と契約し、三百年前の魔獣災害を止めたとされています。
○紫森林
この世界には色がつく森林がたくさんありますが紫森林はその一つです。一面紫色の木々で覆われ、不気味な雰囲気を漂わせています。他の色森林とは違い立ち寄った人が次々と姿を消すそうです。中には何が生息しているのか不明です。
○裏大陸
舞台となる表大陸とは反対側に位置する大陸です。ゴーサル迷宮の上層と中層の比較的入り口の部分をそのまま大陸にしたようだと言われるほど魔物が多く、草木一つありません。日の光も雲がかかりほぼ通らず、気温は一日中低い環境です。弱肉強食の世界のため魔物は非常に賢いそうです。ちなみに本編では魔法学院編と同時並行で裏大陸編を連載する予定です。つまり誰かが裏大陸に行くということですね。
○マント山脈
一日中霧がかかっている山脈です。そのため登り慣れている現地の人と共に登らなければ九割の確率で遭難します。高くなるにつれて草木はなくなっていきますが頂上には巨大樹が聳え立っています。巨大樹の枝は魔法の杖の材料に人気です。
○ミルメト高地
数々の山脈が連なっており、緑の大地からそそり立つ崖は絶景とされています。魔物は少ないですが足元は悪く、天候が変わりやすいためそれなりの等級の魔術師しか立ち寄れないとされています。絶滅したはずの光鳥が見られるという噂から魔物学を専攻する魔法学院の生徒は一生で必ず訪れます。
今回の秘境紹介はこれまで。次は魔物と魔女のいろいろなランキングです。
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〈魔女強さランキング〉
世界に称号を残す数々の魔女。その中で強力とされる魔女三名をご紹介。
○一位【白銀の魔女】
魔獣災害の元凶。また邪神ナミリスと協力し、世界を恐怖のどん底に落とした魔女です。結果的に【一等星】から倒されましたが世界で一番恐れられ、魔獣災害を起こしたことから最強とされる魔女です。容姿は銀髪であること以外不明。
○二位【黒髪の魔女】
世界創生の時から存在したとされる魔女。逆転世界のどこかから世界を監視していると言われています。世界の多くの出来事、人物について知っているとされ、逆転世界を探索する魔術師もいますが発見できていません。容姿は黒く長い髪に、肌をほとんど見せない服を身にまとっているそうです。
○三位【全知の魔女】
本編から六百年前に生まれた魔女。世界の森羅万象を知り、世界の滅びをもたらすとされていました。そのため焼き討ちにされそうになった所をその場にいた人間の頭を昇華させたと言い伝えられています。それ以降の生死や行方は不明。
ちなみにこの三人の魔女はこれ以降の本編で登場します。特に白銀、全知は物語の根幹をなすキャラ。
〈世界の魔物強さランキング〉
○一位【終焉】
世界を創った禁忌級上魔物。魔物というより創造神です。また「世界を創りし神様じゃ。起きるぞ。起きるぞ。終焉じゃ。目を覚ませば裏は消滅。立ち上がれば表は沈む。一歩歩けば世界の終焉。起きるぞ。起きるぞ。終焉じゃ」と言い伝えられています。現在の居場所は不明です。
○二位【闇蛇】
禁忌級上魔物。禁忌級の魔物はどれもこれも魔物というより神様なのでかなり強力です。世界を滅ぼしかけた所をメルサリア神に封印されました。本編での暦である封闇暦はメルサリア神が闇蛇を封印した年を一年として作られました。今現在も封印され、その封印が解かれるのを待ち続けているとされています。
○三位【神龍】
空の上を飛び回り、世界の秩序を守っているそうです。その割に闇蛇の時も魔獣災害の時も助けを授けない世界一の役立たずと言われています。
ここの魔物たちはもう別格です。神様なので。
〈龍速さランキング〉
○一位【神龍】
前述の通り世界の秩序を守っています、が役立たずと言われている可哀想な龍です。評価を挽回できるのでしょうか。空の上を世界創生の時から飛んでいるので体力も飛ぶ速さも他とは比べ物になりません。
○二位【風龍】
風を操るためすごいスピードで飛びます。世界をずっと飛び回っているそうで定住はしないそうです。人などとはかなり友好的に接するらしくかなり人気があるようです。また龍族が崇める神は【神龍】のはずなのですが現在崇められているのはこの龍です。
○三位【水龍】
飛ぶことはできませんが水の中を泳ぎます。水の抵抗がないためかなり速いスピードで泳ぐそうです。船とぶつかって沈没させたことが何度かあるそうで、海運業の人たちからかなり嫌われています。
龍は好かれていたり、嫌われていたりがはっきりしています。本編でも登場するかもしれないです。
今回の設定紹介はここまでとさせていただきます。またバージョン3もいつか書きます。
休載が続いているので設定紹介で間を繋ごう!!と考えました。師匠編もだいたい仕上がってきているのであと少しで連載再開。再開したら2日に1回投稿です。




