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話宝の山




俺は宿に入ると、1人になって作業をしていた。

明日の準備をすると断って、彼女らの反対を押し切って、1人部屋を確保。


早速、異世界通販を始める。

【耐熱防護服】で検索して、耐熱防護服10万5050円を購入。

重量‏   : ‎ 500 g

製品の特徴:耐火性、断熱材、高温抵抗、反鉄の水のスプラッシュ。抗放射線500度、折りたたみ式、耐摩耗性、着用が簡単。

使用用途 :火災作業、放射線防護作業、塵埃加工、溶接作業などに適用されます。

パッケージ:防護ヘルメット・防護服・防護ズボン・防護手袋・フットストラップ


しかし試着してみたが、どうも蒸れを感じる。

防護服内を涼しくする為に、新たは魔道具を作りだし改善しようと古代文字探す。

この冷やすの文字が良さそうだ。

ここもこう変えて、この文字も追加して、あとはこうすれば完成。


試着してツマミを回すと、温度が下がって冷える仕掛けになっている。


改造した耐熱防護服をボックスに収納して、明日に備えて早く寝ることにする。



彼女らと朝食中にトロスがドカドカと入ってきて、長老の了解を得たと息を切らして報告。

少しして食事も終わったので、トロスの先導に任せて付いて行く。


このエレベーターは純潔種専用で、乗ったら50階下まで直行でゆくらしい。

なので俺は耐熱防護服を出して、彼女らに渡しながら説明してゆく。

隣でトロスも興味深く見ている。


「ああ、本当に冷えてくる」


「なんだか銀色でゴワゴワしてるわ。新しいからなおさらね」


「この布が耐熱性なのね凄いわ」


皆が着終わったので乗り込んでドアを閉める。

トロスは内部にあった装置を操作すると、「ゴトン」と音がして降下してゆく。

その速度は遅いが着実に降下している。

「ゴトン」と音がしてようやく着いたようだ。


「足元に気を付けてよ。道から転げ落ちると燃えてしまい死にますよ」


下を覗くと溶岩がドロドロに溶けて赤く周りを照らしている。

トロスの顔半分が赤く照らされていて、トロスが笑ったようにも見える。


あっちこっち回って見たが、ドワーフが見えない。

トロスが言うには、今日は休みの日でそのせいで許可が出たのかも知れない。


ララはパチパチとカメラで撮っている。


「ララ、余りカメラを外に出すなよ。こんなに熱いとカメラも壊れてしまうぞ」


ララはさっと防護服に仕舞い込んだ。


金属置場で様々な金属のインゴットを手に持ち、説明してくれるトロス。


「あの隅に捨てられているような金属は何なんだ」


「ああ、あれか硬くて加工できないくず金属だよ。たまに少量が出て使い物にならないよ」


俺はその山積みになったくず金属をジッと観察して触って、自分自身の中で結論が出て1人であれこれ考えた。


「トロス、この金属を購入したい」


「え!それが欲しいのか?正門の横にあった小山は全部がくず金属だ。だから好きなだけ持って行っていいよ」


「そうか、なら全部貰うがいいのか?」


「いいよ、それぐらいならワシの許可でOKを出しても文句は言わないだろう」


「急いで地上に行くぞ」


俺は急き立てるように、彼女らとトロスを急がせた。

地上に戻り急いで正門を出ると、気付かなかった小山が確かにあった。

異世界通販から中古のコンテナを購入して出して、コンテナを開いてくず金属を放り込む。

見ていたトロスも彼女らも驚いている。

トロスはコンテナに驚き、彼女らは俺の行動に驚いていた。


コンテナに入りきれなくなったので、収納して再度コンテナを購入。

又も必死に放り込みながら笑っていた。


このくず金属は【オリハルコン】だった。

加工する為に、大量の魔力が必要で魔力量が多い人間でも、魔力量が足らない程のレベル。

古代文明の知識が無ければ、分からなかった筈。


日が沈みかけた頃には、コンテナ3つを使って全てのくず金属を頂いた。


「さあ、最後の目的地に行こうか?」


「トニーさま、理由を教えて下さい。何故あのような振る舞いをしたのか?」


「我が領土に戻ったら教えるよ」


「本当ですよ、約束は守って貰います」


「わたしもビックリしてしまったわ、色々と秘密が有るみたいね」



巨大地下都市バーボから離れた位置で、大型ヘリを出す。


「これは、なんですか?あ、もしかしてこれは合金か?」


「トロス、とろとろしないで乗りなさい。さもないとおいて行くよ」


「それだけはご勘弁、ワシの将来の嫁が・・・」


皆が乗り込んだ事を確認したアッキーは、エンジンを始動すると大空へ飛び立った。


「なんと、空を飛んでいる。これは幻か?イタタタッこれは現実だったのか?」


「ユナは確りとレーダー見ていてね。わたしも見ているけど夜間飛行は場数が少ないから、見落としがあると危険だから」


「心配しないでアッキー」




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