美女と二人で
今、俺どこにいると思う? たぶん誰にもわからないと思う。というより俺にとっても彼女にとっても、予想外の出来事だったから。あ、彼女って言うのはクラスのまあ結構な美女、山上葵のことね。
髪は真っ黒。しかも肩の後ろまで伸びてる。おまけにかなりの巨乳。これはもういうことなしだよ。グラビアより大きいかもしれない……でもそういうのに選ばれないのには訳があると思う。まあ簡単にいえば葵は、天然。今まで劇とかそういうので一度も成功したことはない。まあ顔は可愛いんだけど……
とりあえず、今の状況を説明すると……実はというと、体育倉庫に閉じ込められてるんだよね、葵と一緒に。何でこんなことになったかって?それは……
まあ今は夏。そんで体育してた。もちろん運動場でね。そしたらいきなり雨が降ってきた。ドバーッって。まあ当然学校に入るじゃん? 当然びしょ濡れだったけど……で、まあ当然出してた道具片付けてない訳さ。これは先生の責任だね、完全に。そしたらなんていったと思う?「えーと……今日の日直は山上さんと山岡さんですね、そしたらその二人、道具片付けに行ってください。どうせ時間がかかるでしょうからもう帰らせておきます」って言った。まあそこまではいいだろうよ……当然俺等は晴れだと思ってたんだから傘とかそういうのは持ってきてなかった。つまり突っ切るしかなかったんだ。
そんで、片付けが終わって体育倉庫に入れた。そこまでは良かった……筈だ。葵は濡れるのが嫌らしく、シャッターを降ろしたんだ。そしたら……帰ろうと思ったら……上がらなくなった。俺は愕然としたよ、したとも。
体育倉庫の中は窓があるが、そこは高すぎて登れない。だから助けを求めるしかなかった。シャッターを壊すって道もあるけど、あいにく俺と葵はそんな体じゃない。こうして現在に至るわけだ。今日は金曜日だから……少なくとも月曜日くらいまではここにいることになるな。うん。
俺は改めて葵の方を見てみた。項垂れて、がっくしと腰を降ろしている。体操服はピチピチで、きつそうだ。そしたら、急にいろんな物の上に乗って……足をブラブラ城家に動かし始めた。バカだこいつは。
あ、あれ? よ……よくみたらでっかい巨乳が揺れてません? 揺れてますよね! しかも激しく! ま、まさか……こいつノーブラか!
まあどうせつけるの忘れたって感じだろうけどな……
体操服がびしょびしょになってる……こっちを向いてるから当然ドーム状に膨らんだおっぱいが見えるんだ。え? 何で見えるんだ? 体操服着てるはずじゃ……まさか……雨で濡れてスケスケになってる……可愛らしい乳首が見えるんだけど……ちょっと! マジでやばいんですけど!