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彼女は、殺人鬼!?
やっと本編です。
短いですが、やっと本編突入です。
俺は、転校生の与野多紀。
モブキャラ的な立ち位置だ。
俺は、彼女の秘密を知っている。
ある日、学校帰りに十乂が、
誰かは分からないが
女の子と男と血塗れの刀を持って、
何かの首を切るのを、俺は見た。
警察に通報しようとも思ったが、怖くて出来ず
次の日に十乂に直接聞くことにした。
「おいッ、十乂、ちょっ、こっち来い。」
と十乂に言って、十乂の手を引っ張り、教室を出た。
「なんだ?多紀?」
と不思議そうな顔をして聞いてくる十乂。
俺は昨日見た、事を雷鬼に話し、
どういう事か聞くと、
「私は、殺人鬼なんだ。」
真面目な顔で、十乂は、そう言った。
「はっ?何言ってんの?十乂。」
俺は、驚きを隠せない顔で、そう言った。
「だから、私は、殺人鬼なんだ。」
とまた真面目な顔で言う。
「んなわけないだろ?」
俺は、驚きを通り越して
少し、いや、めっちゃビビってそう言った。
「いや、私は、殺人鬼だ。元は、だが…」
と暗い表情で、十乂は、そう言っていた。
短いながら読んでいただきありがとうございます。