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Fantasia Saga ~目が覚めたらそこはファンタジーだった!~  作者: 柊 ピロシキ
第二章 エルフの国
21/22

20.ユキ、叫ぶ・・・

本当に遅くなってしまい申し訳ありません。

忙しい&パスを忘れてしまうという失態によって起きてしまいました・・・

今回はリハビリもかねて少なめですが読んでくだされば・・・

「知らない天井・・・この世界に来てからこの言葉何回目だろう・・・」


 ユキはユグドラシルとの戦闘後すぐに寝てしまったため、かれこれ四日間は寝ていた。それもそのはず、ほとんど無限といってもいいほどある魔力をすべて使い切り、それに加えて進化もしているため、体の適応も相まって普通の魔力の自然回復以上に時間を持っていかれたのである。

 ユキが寝ている四日間はユグドラシルとアキ、アカツキの間で過去の話や、これからユキはどうすべきか、狐神族まで進化したものがいるのかについて話し合っていた。アカツキが言うには、過去にはたった一人だけそれも本当にそうだったのかは不明だが至ったものがいるという伝聞は伝わっているという事を伝えた。ユグドラシルは狐神族に至ったのだからまだこれより上があるのかもしれないと言う予想をしていたが、これ以上どう進化するのかはユグドラシル本人も不明であるという事だった。しかも、戦闘の時に見せたユキの翼は異常なほどに純粋な魔力でできているため、その魔力が今のユキの体の中にあるとするならば、今まで以上の魔力量になるという予想も立てていた。アキは、ユキがこれからどのような鍛錬を積むべきかを考えていたが、本人が忘れているのはユキ自体が少々人という存在を凌駕してしまっていることと、進化後の身体能力の変化を把握していないことだ。


「ここはどこなんだろうか・・・まぁ、ユグドラシルさんの魔力が充満しているという事は、世界樹の中なのかな?少し探検してみるか」


 ユキの好奇心は相変わらず健在であり、そのためには身支度!と思ったユキはいつも通り身支度を整えようとして鏡の前に行ったときに唖然としてしまった。


「なんじゃこりゃーーーーーーーーー!」


 この叫びは世界樹中に響いた。これを聞いた三人は急いでユキが眠っていていた部屋に行くと、下着姿のユキがカタカタ震えていた。仕方ないことだが、まず身長が伸びており前は小さいと言われてもいい身長だったが、今ではモデルといってもいいほどすらっとした高身長になっていた。そして、下着姿ではあったものの、胸が急な発達を遂げており、下着が暴発するのではないかとその時駆け付けた三人がそろいもそろって思ったという。見た目も相当変わっており、金髪に金色の瞳、陶磁器のように白い肌に頬のところに何かしらのマークとでもいうべき模様が入っており、九尾ではなく十尾となっていた。これは本人が確認したいと言い、九尾化しようとしたときに発覚した。


「ほう、アカツキが言った通りの容姿じゃのう。しかも、ユキの魔力量が増えて気が付いていないかもしれないが、だだもれじゃぞ・・・」


「あら、これならば本気で戦ってもよさそうな形に仕上がったじゃない。いいわね。早速戦いましょ!」


病み上がりを戦いに誘うユグドラシルも思っていた以上に戦闘狂であった。しかし、これも進化後の状態を測るにはいいという事は明白なのだが、誰もユグドラシルのことを否定しない限り、全員が全員脳筋であるのかもしれない。


場所は変わってユグドラシルが自ら作った闘技場にやってきた。なんでもユグドラシル本人が本気でやりたいらしく、ほかのところだと本当に焦土にしてしまいそうだから・・・という本人とアキの申請によってこうなった。因みにアカツキは駆け付けたのはよかったのだが、主であるユキが伝説の種へと進化してしまったことを再確認してしまい、固まってしまってアキに強制終了させられて、ベットにいる。


「審判は我、アキが執り行う。この試合はどちらかが戦闘を続行できる状態ではないと判断された場合終了とする。では、双方構え!」


構えの段階で、ユキは刀をユグドラシルは世界樹でできた杖を掲げた。


「はじめっっ!」


合図のあと、ユグドラシルは拘束魔法を使おうとしたが、その前にユキを捕捉できなくなっていた。それほどユキの踏み込みが速くなっていたのである。


「しっっ!」


 間一髪のところでユグドラシルはよけたが、それでも頬に小さい切り傷ができてしまった。これだけでも常識からしたら、偉業を成しえたといっても文句はないほどではある。なぜなら、ユグドラシルはここ最近の戦闘でかすり傷一つおったことがないからである。いうなれば、それ程強いという事だが、それをゆうに追い越そうとしているユキは化け物一択であると言えるだろう。

 ちまちまやっていても不利な状況には変わりがないという事を理解したユグドラシルは前回手加減をした『グラウンディア・マグナ』をフルパワーで闘技場全体に放つという事を行うことにした。これを行うとユグドラシルにも当たるのではないかと思われるが、なぜかユグドラシルは自分の魔力は回収することができるため、自分の魔法を直撃しても問題ないのである。因みに、今のユグドラシルが『

グラウンディア・マグナ』をフルパワーで打つと、大陸が一つ世界地図からおさらばすることになる威力ではあるが、ユグドラシルが作り、今現在アキが本気で張っている結界のおかげでそうにならなくて済みそうである。


「魔法ブースト!『グラウンディア・マグナ』フルパワー!」


前回の20倍ともいえるであろう大きさの魔法陣が空を覆った。そしてとてつもない光が闘技場全体に降り注がれていった。


最後までお読みいただきありがとうございます。

ご感想・ご意見などなどどしどしいただけると嬉しいです。

これから週一という形でやれるかはわかりませんが、できるだけしっかりと上げていくようにします。

これからもよろしくお願いします。

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