6話 二回目の召喚 前編
私の名前は沙羅式奏、欄城り陸斗の幼馴染みである。陸斗は3ヶ月前にトラックに轢かれたのち失踪…行方不明である。運動出来ないけど優しいやつだったのに…
「あいつ…どこいったんだろ…死んだりしてないよね?…死んでたら私…悲しくなっちゃうよ…」
涙が止まらない…家がとなりなだけで、親友?みたいに仲良くしてた陸斗が突然いなくなるなんて考えたこともなかった…もっと一緒にいたかったのに…どうして…戻ってこないの…
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~場所は変わりお屋敷~
本日7月1日は特別な日です。7月の1日ではなく、1日は特別な日なのです。
1日の日は地球の人や物を1つだけ召喚出来る特別な日です。
しかし人の召喚は一生に一回のみと言う制限つきですが。
「お嬢様方々、本日は何を召喚するのですか?」
「えっ?今日わね~私の性奴れ…じゃなくて従者を召喚しようかなっと思ってるの~」
今…一瞬聞こえてはいけない単語が聞こえた気がするのはキノセイダロウ…ウンキノセイダ…
「私は特に何も召喚しないわ だって疲れるし」
僕的には地球の物を何か出してほしかったけど執事だし…お嬢様に頼むのはなぁ…なんか悪いし…
実は言うと召喚は地球以外の所からも出来るけどね
でも、僕は地球以外の物を知らないから地球のものしか頼めないけどね…
初めてこの世界で召喚をした人が地球の人を召喚したってだけでいろんな世界の物を出せるらしいけど…
その地球から召喚された人も王宮で執事をやってたって記録があるけど実際どうなんだろうね
「では、召喚を始めます。我はアルバート家当主候補…カリン・アルバート我が従者よこの世界に降臨したまえぇぇぇ!」
一体どこの宗教団体ですか…
「別にあんなやりかたじゃなくても良いけどね 普通に私の執事よ出てこいでもいけたし」
いけたって…僕そんな適当なやりかたで召喚されたのぉぉぉぉ! なんか悲しいな…目から汗が流れてくるよ…
「あんた泣かなくてもいいじゃん…」
な、泣いてないですよ…汗が出てくるだけです。
激しい閃光とともに僕の汗は消えた。
こうしてこの世界にまた一人仲間が召喚された。
召喚の二回目です。この世界には魔法はないですけど召喚術はあります。召喚士っていう役職もあったり楽しそうですね。
次も楽しみにしていてくれると嬉しいです。