姉と妹
「はぁ…はぁ…はぁ…」
ある人物が執事陸斗を見て興奮していた。彼女はカレンの実の姉カリンである。ちょっと性癖が危険だが学校では優等生なのである。えっ?危険な性癖?
それは…年下の男の子のみに興奮すると言う危険な性癖だな…うん
そんな視線を陸斗はここ一週間ずっと感じ続けしているのだった。そう…危険な視線を…うん…僕の貞操が危なくなりそうな感じのやつ…
「ねぇねぇカレン…あんたの可愛い執事私にちょーだいよ~…可愛がるしさ~ねぇ~」
まったくお姉ちゃんは私の執事が大好き過ぎるようですね…でも陸斗は私のものですよ♪だって優しいお兄ちゃんみたいな感じなんですから。
「お姉ちゃん 私の大切なお兄ち…じゃなくて執事は姉さんにはあげませんよ!!」
いや…ちょっとまって今お兄ちゃんって言いませんでしたかお嬢様?僕の聞き間違いかな?
でも、仮に考えて妹がカレンお嬢様だとしたら…
あは、あは、ハハハ、あは…ふふふ
「ヤバイ…ヨダレが……」
「あんた今なに考えたのよ陸斗…いやらしいこと考えたならまたドラゴンと戦わすわよ。」
いや~それは勘弁してほしいですお嬢様…前回火を浴びたせいで毛根が若干死んだ気がするので…。
「お嬢様方々!ケンカはしないで下さい!仮にもこのアルバート家の当主となられるのですから!!」
頼む…俺は巻き込まないでくれ…
「陸斗くんがぁ~そう言うなら今回はやめとくかなぁ~でも、今晩私の部屋に遊びに来てくれたね♪」
「し、仕方ないですよお姉ちゃん…今晩だけですよ…でもそれ以外私の執事(お兄ちゃん)に勝手に絡んだら殺してやりますわよ…」
結局どう転んでも僕の生命の危機は回避出来ないのか…(泣)
今回は新キャラのカレンのお姉ちゃんカリンさんが出てきました。猫耳のついたちょつと危ないお嬢様です。主人公はこれからこのハチャメチャな生活になっていくのでこれからも見てくださいね。