表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

幽霊の恋

作者: はる

初めて書いたのでいろいろおかしなところがあるかもしれませんが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

放課後、夕日が空を赤く染め上げている。教室にも赤い光が射し込んでいた。

わたし…音無葉月(おとなしはづき)は教室から見える学校のグラウンドを見ている。

そこには、グラウンドを走る陸上部の姿がある。わたしは、そのなかでも先頭に立っている彼…高橋天音(たかはしあまね)君を見た。

やっぱりカッコいいな。見るたびにそう思ってしまう。

高橋君は陸上部のキャプテンで種目はハードル。大会ではいつも優勝している実力者。高橋君の走りはとてもキレイでつい見とれてしまう。

毎日、好きが積もっていく。最初は見てるだけで良かったのに…わたしは欲張りだ。そんな自分が嫌になる。

どうして高橋君を好きになっちゃったのかな?

わたしは幽霊、高橋君は人間。高橋君にわたしの姿は見えないし、名前だって知らない。

高橋君としゃべりたい、一緒に勉強したり、帰ったりしてみたい。そんな事は出来ないのに…

はぁ、人間になりたい。生きかえりたい。どうして自分から命を投げ出してしまったんだろう。わたしは激しく後悔する。もっと命を大切にすれば良かった…

「神様、お願いです。わたしを人間にしてください。少しの間だけでいいです。高橋君としゃべりたいんです。お願いです、人間にしてください。」

いつもつい願ってしまう。叶うはずがない願いだと分かっていても…。

「葉月、また高橋君みてるの?」

ふと、親友に話しかけられた。この子も幽霊だ。この学校には幽霊がたくさんいる。幽霊も人間の生徒と同じように授業を受けに学校に来ているのだ。学生のときに命を落としてしまった人は大抵ここにくる。幽霊界と人間界はあまり変わらないのだ。ちなみに成仏はするけど、60歳を越えないと成仏はできない。

「………う、うん……。」かなり遅れて返事をする。

この子はわたしの一番の親友、佐々木誉(ささきほまれ)。なんでも相談出来るいいこ。

「葉月、わたし、良いこと聞いたんだけど聞きたい?」

「何?聞きたい。」

わたしはずっとみていた、高橋君から目をそらし、誉の方をみる。わたしの好奇心がうずうずしている。

「この学校のどこかに、秘密の部屋があるの。そこで願い事をすると、願いが叶うらしいの。」

「そうなのっ?」

さっそく探しに行こう。わたしはそう思った。叶うかな?でも行動せずにはいられない。たとえ嘘だとしても、もしかしたらって思ってしまうのだ。早く見つけて、願いを叶えるんだ。

わたしは走って教室を出た。

最後まで読んでいただき、たいへんうれしく思います。

この話しのその後は皆さんが思い思いに想像してくれたら、嬉しいです。

未熟者なので、アドバイスや感想どんどん書いちゃってください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 結末まで書かずに読者の想像の幅を持たせる、と言うやり方が面白いと思います。 [一言] 同じく初心者の「紅炎」と言います。 背景描写がとてもきれいで読みやすかったです。 次回作を楽しみにして…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ