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84.古代魔法の魔導書

テレスからのお土産を想像すること数日、テレスは1冊の分厚い本を持って村にやってきました。


「これがお土産?」

「そうさ。古代魔法の魔導書なんて2人にピッタリだと思ってね」

「でも、それ古代文字が読めなきゃ無理なんじゃ....?」

「え、アリスが読めるんじゃないのかい?」

「読めるわけないじゃん!どこで学ぶのよ」

「よく教会に行って本を読んでたから、読めそうだなって」

「古代に関する本は童話くらいしかないんだよ。古代文字とか古代魔法に関する本は全くないんだ」

「だから帝都にはあるかなって思ったんだけどなくてね。テレスよく見つけれたね」

「見つけたのは俺じゃなくて父上だよ。学園に行くならこれくらい読んどけってさ」

「ふーん。優しいね」

「そうだね。で、アリスどうしよう」

「何が?」

「この本をだよ。今から2人で読むのか僕とアリスで交代で読むのか」

「そうね....。本はどのくらい借りてていいの?」

「これはお土産だからね。2人の好きにしてもらって構わないよ」

「じゃあ先にクロに持って帰ってもらおうかな。それで私も読み終わった後に擦り合わせをしない?」

「うん、じゃあそうしよう」

「だったらハイ、これはクロに」

「ありがとっ....重たいね」

「これだけ分厚いとね。それとこれはアリスのお母さんにだって」

「お母さんに?なんでそんな一領民にこんな高そうなものを?」

「さぁ。でも丁重に扱えとは言われたな」

「なんだろうね。とりあえず渡しておくよ」

「頼んだ。それじゃあまたね」

「うん、またー」

「読み終わったら渡しに行くね」

「うん!楽しみにしとく」







そして2日後にクロから渡された魔導書。

確かにとても重たかったです。


そして肝心の本の内容は古代魔法の使い方というより、古代魔法の解説みたいな感じでした。


簡単に内容を説明するとこうです。

古代魔法は約300年前なで使われていた魔法で、呪文を一言唱えるだけであらゆる魔法を使えるそうです。

現代魔法と古代魔法を同じ魔法で比較したとき、威力や発動までの速さは圧倒的に古代魔法の方が上ですが、魔法陣の構築は古代魔法の方がかなり複雑で、そもそも発動させるのが困難なんだとか。


古代魔法の魔法陣の想像図が本に載っていましたが確かに複雑で描きづらそうでした。







私が本を読み終えて数日後、クロとこの本について話しました。


「書いてあることが難しすぎるよ....」

「だよねー。私も魔法陣読めなかったもん」

「あれは読めなくて当然だと思うよ。でもなんでこんな便利なのに消えたんだろうね」

「災害のせいでとは書いてあったけど、人類が全滅したわけじゃないのにね」


「何の話をしているんだい?」

「わっ、アルさん!どうしたの?」

「面白そうだから覗きに来たんだよ。それで古代魔法がなんだって?」

「いくら大きな災害が起きても生き残っている人がいるなら魔法は残ると思うんです。なのになんで古代魔法が消えて現代魔法になったんだろうっていう話です」

「災害ねぇ。それって龍災の類?」

「そこまでは....。大災害が起きたとしか書かれてないんですよ」

「300年前でしょー?なんか邪龍が出てきた気がするんだよなぁ」


「「邪龍....?」」


「そうそう邪龍がどうのこうのして大陸が滅びかけたみたいなのがね」

「そのどうのこうのが知りたいの!」

「それこそ教会の図書室にないの?」

「歴史の本は全然ないの。あっても過去300年の帝国史くらい」

「なぁるほどぉー。俺も覚えてないんだよねー」

「でも邪龍の存在を知っただけでも大収穫ですよ!ありがとうございます、アルさん」

「いいねぇ、君みたいに素直な子も好きだよ」

「アルさん、何食べた?」

「そんな俺をを虫を見るような目で見ないでよ!素直にありがとうって言われたことがあまりないから感動してるだけなの」

「ふーん。まぁいいや。この謎、わかるといいね。学園で」

「うん。もしかしたら僕たちも古代魔法を....」

「使いたいねぇーー」







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