82.収穫祭・準備
火曜日は投稿できなくてすみませんでしたm(_ _)m
11月、この村にとっては大事な月です。
なぜなら収穫祭があるから。
体感で1回逃してしまった収穫祭。
実際は2回逃しているせいか、とても懐かしく感じました。
「お母さん、今年もいつものスープなの?」
「そうよ。でも今年はひと味違うわよ」
そう言ってスープの入った小皿を渡してきます。
確かに違いました。
でもなんだろう....いつもよりちょっと甘いようなしょっぱいような....。
「まぁちょっとしか入れてないから難しいわよね」
「んーー、わかんないや」
「正解はねこれを入れてみたの」
それは公国でよくみた調味料である『魚醤』でした。
「魚醤?こんな味だったっけ」
「それはうちで作ったやつだからな。市販の魚醤とはちょっと違うんだ」
「でも家で使ってたやつは———」
「あれは市販のだな。魚のほとんどは売りに出してるからあまり作れないんだ」
「そうなのねぇ。軽く海の匂いがするけど主張が強くないし塩味もちょうどいいし。いいものを貰ったわぁ」
「これがセーラさんが言ってたお土産?」
「の一つだな。後は魚介類の干物をいくつか渡してあるからこっちでも魚が食べれる」
「魚なんて滅多に食べれないから嬉しいわ」
「そういえばアルさんは?ニアも見当たらないけど...」
「多分外だ。準備してるところを見に行くって張り切ってたからな」
「そうなんだー。あ、お母さん。私お昼から出かけるね」
「いつもの裏山?」
「そう。私たちも明日の準備しなきゃだから」
「じゃあスープは別で用意しとくわね」
「どういうことだ?裏山でも何かあんのか?」
「私の友達が人混みが苦手だから裏山に避難するの。で、それぞれの家族の料理を持ち寄って食べるんだよ」
「面白そうだな。てか、これをアルが聞いたら....」
「想像するまでもないねー」
「そうだな」
「でもアルさんが行ってくれるならニアも連れて行けるんじゃない?もうあの子も7歳なんだし」
「そう言ってくれるとありがたい。じゃあ私から話しておく」
「じゃあディルたちには私から言っておくね」
「ありがとねー」
「———てなわけで2人緊急参加になりましたー」
「「「おぉぉぉぉ」」」
「アリスの弟か。魔法を使うのか?」
「魔法も使うけど剣もできるよ。魔法剣士、みたいな?」
「あははは、ディルの上位互換じゃん」
「うっせぇ!俺はその分剣の扱いに長けてんだ」
「魔法もできて....流石はアリスの弟ってところかな」
「お母さんが魔法使いだからね」
「そんなことはいいからさっさとやっちまおうぜ」
「あんたは何もしないくせにー」
「そういうサーラは何すんだよ!」
「私は火が使えるから机とか椅子を焼いて固めんのよ」
「じゃあ俺はこの辺の落ち葉を片付けるぜ」
「あの、それは僕の仕事なんだけど」
「うるせぇ!そんぐらいしかできることがねぇんだ!手伝わせろ!」
「しょうがないですねーディルさんは」
「まったくですなぁアリスさんや」
「じゃ、こっちもやっちゃおっか」
「そうね。焼き固めは任せなさいっ」
初めは机と椅子を創り出すだけのつもりがこだわりが出てきて....。
「なぁ、これもう家じゃね?」
「いえ、だねぇ」
「アリスはいいとしてサーラの魔力が持つのがすごいよ。これだけ大きなものを創ったのに」
「ねー。おかげで調子乗っちゃった」
「乗っちゃったってものじゃないと思うんだけど....」
「でも秘密基地みたいでよくねぇか?」
「たしかにー!明日テレスが見たらどんな反応するんだろうねー」
「来れるかわかんねぇけどな。あいつお貴族様だから」
「去年も来たし、今年も来るでしょ」
「そうなの?」
「そっか、アリスちゃんは知らないのか」
「アリスのお母さんがスープ持たせてくれたんだよ」
「へぇーー」
「でもアリスがいないと温める人がいないから困ったんだよね」
「私って温めるための人!?」
「「「うん」」」
「美味く食うには大事だぜ」
「アリスちゃんのありがたさを知ったよね」
「温めるためだけじゃないけどね」
「ありがとークロ!だいすきー」
「えっ、はっ、え?」
「ん?どうしたの?」
「いや、なんでも....」
「変なやつ」
「アリスちゃん、私はー?」
「サーラもだいすきだよーー」
(ア)「ニアが出てくるのって久しぶりじゃない?」
(母)「そうねぇ。アリスが帰ってきた時にちょっと出たくらいかしら」
(ア)「まさかニアを忘れてたんじゃ....」
(作)「そんなことはない....はず」
(母)「『はず』って。人の息子に対して失礼ね」
(作)「登場人物が増えて出すのが難しかったんですよー」
(ア)「これが言い訳ってやつ?」
(母)「そうよ。こんな大人になっちゃダメよ」
(作)(ニアのキャラ、どうしよ....)




