80.遊び....?
土曜日は投稿できなくてすみませんでしたm(_ _)m
体調不良で寝てる間にストックがガガガガガ
私が帰って来てから数日経ち、村のお祭り騒ぎも収まり、アルさんとセーラさんもここでの生活に慣れてきた頃のことでした。
「おーーい、アリス!裏山行こうぜ」
いつもの調子で呼びに来たディルたち。
でもその装備はいつものではありませんでした。
「いいけど....どうしたの?その重装備」
「おっ、アリスは知らねぇのか?」
「そうそう。私たちね、この前まd———ムグッ何するのよ!」
「それはまた後でだろう?」
「なにが?」
「この前竜の亜種が出たんだよ。僕たちでなんとか倒したんだけどね」
「その時はたまたまちゃんとした装備を持ってたからどうにかなったけど毎回そうじゃないだろう?」
「なるほど。それでいつでも竜に遭ってもいいようにって訳ね」
「そう言うことだ!じゃあさっさと行こうぜ!」
「わかった!すぐに準備してくる!」
そう言って家の中に戻ります。
「お、アリスちゃん。どうした?」
「今からディルたちと裏山に行くの」
「おっ!じゃあ俺も着いて行っていい?」
「私は構わないけど....他のみんなに聞いてみないとなんとも」
「そっか、じゃあ聞きに行くぞ!」
「だめだ」
そう言ってアルさんの頭を叩くセーラさん。
「いてっ。何すんだよ姉貴!」
「子どもの輪に入るじゃねぇってんだ。いい大人だろ」
「まぁ....それもそうか。じゃあアリスちゃん、楽しんでこいよっ」
「うん!じゃあ行ってきます!お父さんとお母さんも行ってきます!」
「「はーーい」」
「無茶はすんなよー」とお父さんが。
「暗くなる前には帰って来てねー」とお母さんが。
「お、来た来た。じゃあ行こうぜ」
「「「「おーーー!!!!」」」」
「竜と戦ったって、飛竜と?」
「そうそう。すごかったよー」
「俺から説明したいところなんだけど多分クロの方が説明上手いんだよね」
「....おれ?」
「あ、アリスちゃん気づいたー?」
「コイツ、一人称が『俺』になってんだぜ」
「うるさいうるさい!今は飛竜の話だろ」
「はいはい。じゃあクロよ、俺の大活躍を言ってやれよ」
「えっとね、僕が思うに1番の功労者はサーラだと思うんだ。もちろん1番攻撃してたのはディルなんだけどね」
「ほうほう。と、言いますと?」
「サーラの立ち回りが格段に上手くなってるんだ。口で説明するより見た方が早いんじゃないかな」
「そうね。ちょうどお客さんがやって来たみたいだし」
「おっしゃ、魔物のお出ましか!今回はアリスはお留守番だ」
「私たちの成長をとくとご覧あれってことで」
「相手は弱いけどとことんやっちゃうぞ!」
「「「おーーーー!!!!」」」
そこで私が見たのは完璧な連携攻撃でした。
サーラが物理と魔法で相手に気を引き、そのサーラをディルが援護、クロが魔法で相手の動きを制限し、怯ませたところでテレスとディルの超高火力攻撃。
テレスは刃を創り出す魔法まで見せてくれました。
それは私が出ていく前とは段違いの強さでした。
「あれ....私、抜かされてるんじゃない?」
「「「「ないないないない」」」」
なんとツッコミまで息ぴったりでした。
「ほらよ、次はアリスの番だぜ」
「俺たちは手を出さないから思う存分やっちゃって」
「ある程度の加減はよろしくねー」
「できれば名前の詠唱くらいは欲しいな」
ディル、テレス、サーラ、クロからの注文。
それでは見せてあげましょう。
周りに被害を与えない見栄えのいいこの魔法を!
「【氷の大剣を創り出す魔法】!」
私が使ったのは海獣を貫いた、【氷の大剣を創り出す魔法】です。
その大剣を魔物めがけて横一閃。
瞬く間に魔物の体は両断されて消えてしまいました。
「お、おぉぉぉ....」
「氷の、大剣....。僕もよりも格段に強い....」
「どえらい魔法ですなぁ」
「『創造』だけじゃなくて『遠隔操作』の術式まで....。追いつける気がしないや....」
ディル、テレス、サーラ、クロのそれぞれの感想が聞こえて来ました。
あれ....遊びに来たはずなのに魔物討伐しかしてない気がする....。




