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79.将来

会話ばーっかり

自分でも書きながらどれが誰のセリフかわからなくなりそうだった

テレスの発言によって私と両親とアルさんとセーラさんが固まっちゃいました。


「...?なんでアルさんとセーラさんも?」

「アリスは知らんのか?オースティン伯爵というお方を」

「帝国内最高の魔法学園を持ってる人じゃないの?」

「なんでそうなったかっていうのに理由があるんだよ。ディル少年たちも聞いておくといいさ」

「そうするぜ。俺が行くかもしれない学校だからな」

「それがいいよ。って言ってもちょっとした昔話なんだけどね」

「ちょっとした、ではないと思うがな。ま、簡単に言うとオースティン伯爵はとんでもない魔法使いなんだ。魔力量、魔力操作、魔法の行使、そのどれも超一流と言われるほどな」

「魔法に馴染みのない公国ですらその名前を知っているんだ。アリスちゃんはよくわかるんじゃない?」

「...ですね。もしかして山の向こう側に魔法を広めたのが?」

「そうだ。そのオースティン伯爵だ」

「帝国ほどじゃないけどある程度魔法についての知識を持つほどには浸透してるんだよ」

「それってすごいのか?」

「わかってないなぁディルは」

「ほんとほんとー。私が教えてあげようか?」

「うるせぇ!元から魔法があるんだからわからんだろ!」

「じゃあさ、西の大陸の剣の流派が帝国に入ってきたとしよう。ほんの数年でそれが広がるか?」

「広がらない、だろうな。そういうことなのか?」

「そういうことだ。アルにしてはわかりやすいじゃないか」

「んだよ『アルにしては』って!」

「だってそうだろ」

「すごいのねぇ。公国の人って物知り」

「そうだな。全く知らなかったな」

「もしかしたら帝国にとってはよくなかったからとかあるんだと。独占ができなくなる、みたいな」

「帝国のことだ。あり得るな。....で、アリスはどうしたい?」

「行きたいってのなら構わないけど相手が教団ってならねぇ」

「私は行きたい。今度は1人じゃないし、セーラさんの話を聞いてたらオースティン伯爵は教団と繋がって

てなさそうだなって思うの」

「と、言うと?」

「教団と繋がっているなら小国群の方に魔法を広めないんじゃないかなって思って。あと領地が大きいはずなのに大きい教会がなかったから」

「なるほどな。どう思う?」

「そこまで考えてるならいいんじゃないかな」

「セーラさんとアルさんは?」

「セーラとアルでいい。あとなぜ私たちに?」

「アリスにとっては第二の親みたいなものだろう。それなら意見を聞く必要もあると思ってな」

「そうか。そうだな。オースティン伯爵はたとえ相手が教団だろうと関係ないと私は思うな」

「俺も同感だね。それと向こうで魔法を学ぶことで教団相手に対抗できるようになるんじゃない?」

「だ、そうだ。それじゃあ満場一致でアリス、お前をオースティンに送ることにする」

「ほんと!やったぁ!」

「よかったねー!これであと5年は一緒だよ」

「アリスがいなかったら僕、魔法の授業1人で受けなきゃだったよ」

「こんな機会逃すわけないじゃん」







「帰ってきてすぐ出て行くなんて....。寂しいものねぇ」

「言うな。俺も気を抜いたら泣いてしまいそうだ」

「でも5人で同じ学校ね。あれだけ喜んでいるのを見たら止められないわ」

「そうだなぁ。ところでお2人はこれからどうするんだ?」

「ちょっと観光してから帰ろうと思う」

「それならもう少しここにいるといい。収穫祭が近いからな」

「部屋は作っておくわ」

「え!いいんっすか?」

「あぁ、構わん。その方がアリスも喜ぶからな」

「じゃあお言葉に甘えてそうさせてもらおう」

「そうしようそうしよう。収穫祭かぁ。どんなのなんだろうねー」

「楽しめることは保証するわ」

「いよっしゃー!楽しみだぜぃ」








学校は10歳から15歳までの5年間が基本です

研究者や貴族家の跡継ぎになるとそこから少し増えたり増えなかったり

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