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6.新たな日常、新たな仲間

 平穏にとは行きませんでしたが無事魔法鑑定が終わり、私の生活は少しだけ変わりました。


その少しとは魔法の練習です。


 練習する時間から内容まで、私に無理がないレベルで変わりました。


 例えば自分の身を守るための魔法を学んだり、魔力で身体能力を上げたり、周りの魔力を感知したりしました。

 基本は火、水、風の魔法を練習し、他の属性も使えるように少しだけ練習します。


しかし私の持つ"空間属性"を使う人はかなり少ないらしく、練習のしようがありません。

教会にあった数少ない資料を頼りに練習します。


 そんなこんなで練習を終え、お昼ごはんを食べた私は外に出ます。



 私は外に出ると広場に向かいます。

今日は友達3人と森に行く予定があるのです。


 今日の私の格好は青色のキャミソールにかなり薄い白色のカーディガン、白色の半ズボン。

背中の黒色のカバンには小さいナイフと水筒。

手には杖があります。


 なぜ杖を持っているのかというと村の周りの森には魔物があるからです。

魔物のほとんどは騎士団に倒されますが、出会うことはあります。

死ぬ心配のほとんどない魔物しかいませんが、放っておくわけにもいかず、素手で戦うわけにもいかないので杖を持っていくのです。



 私が広場に着くと女の子がすでに待っていました。


 水色のワンピース、赤毛の頭には麦わら帽子を乗せた彼女は私の友達の1人"サーライト"———『サーラ』です。


 清楚で可愛く美しい彼女は村の男の子からモッテモテです。


「おっ、アリスじゃん!おっはー!」


 ただ彼女の口調は結構軽く、見た目に似つかわしくないと冷めてしまう男の子もいるんだとか…。

 しかし当のサーラは全く気にしておらず、さらに恋愛にも興味ないのだとか。

不思議な女の子もいるものです。


「おはようサーラ。そのワンピースかわいいねー」

「でしょー!そういうアリスだって杖持ってんじゃん。誕生日で?」

「そうそう!お誕生日プレゼントでもらったんだー」


 そうこう話しているうちに男の子2人…いや、3人がやってきました。


 皮のベスト、黒色のツンツン頭、腰に木剣の彼は私の友達の1人"ディアベル"———『ディル』です。


 そしてもう1人は黒色のローブ、青色のサラサラ髪の彼も私の友達の1人"クロウディア"———『クロ』です。


「おはよーサーラ。そのワンピースいいじゃん」

「やぁやぁディル。わかるかいこのワンピースの良さが」


 2人が話しているので私は気になった事をクロに書きます。


「ねぇクロ。後ろにいる人って誰?」

「あーそうだったね。紹介するよ。彼は」

「おっと。ここからは自分でするよ。僕の"テレスアート"。よろしくね」


 と、彼は自己紹介をしました。


「どうもご丁寧に。私は"アリスティア"よろしくおねがいします」


 テレスアートからものすごくおぼっちゃまな雰囲気を感じたので丁寧に答えます。


「はははっアリスったらめっちゃ丁寧に挨拶してる。もっと軽くていいよ」

「え?でもすごいおぼっちゃま感が」


 ここでサーラとディルも入ってきました。


「わかるー。なんか言葉遣いとか仕草とか貴族感あるよねー。ってこの人だれ!?」

「誰か知らずに言ってたんかい!こいつは『テレス』だ」


 なるほど。愛称は『テレス』らしいです。


「ちょっと!それ僕が言うべきじゃない?自己紹介って知ってる?」

「ははは!いいじゃないかテレス。これでみんなお前の名前を覚えたんだからいいだろ」

「たしかにそうかも!よろしくねテレス」


 こうして新たな仲間『テレス』が加わりました。




ちなみにアリスティアの髪色は白です。この地域では珍しいんだとか。


1日の長さや暦、1年の長さなど基本的に地球と同じです。

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