表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/110

67.山越え②

私のミスで土曜日の投稿の分が日曜日に投稿されています

まだ読んでない方は先にそちらを

ご迷惑をおかけします

山小屋に着いてひと休みした次の日、私たちはローディア山の中腹部を攻略していました。


ローディア山はこの中腹部から雰囲気が一気に変わります。

気温が低くなり、雪や氷が地面を覆い、草木がなくなり、天候が変わりやすくなる。

高さは2番目ですが危険度はダントツで1番です。


このローディア山は夏と冬で注意することが異なってきます。


冬は低気温や吹雪はもちろんですが、1番注意すべきなのは夜です。

ローディア山にはトリノ公国からの湿った空気が1番当たるので降雪量がとんでもないです。

なので夜の間に降った雪が朝になったらテントを埋めてて出れない、なんてことが起こりうるのです。




そして夏は雪崩よりも氷に気をつけなければなりません。

夏のこの日差しで雪がいくらか溶けますが、気温が低いのですぐ凍ってしまうのです。

そして夏でも雪が多少は降ります。

なので雪に埋もれた氷で足を滑らせて転けたなんてことも。


さらには出っ張った岩に躓いて転けることも。

転んだ先に雪があれば問題ないのですが、危険なのは氷や岩場だった時です。

岩はもちろん硬いのでいうまでもありません。

氷はただの氷だったら「痛い」で済みますが薄い氷だった場合、転んだ衝撃で氷が割れてそれが刺さったり、地面にぶつかったり、氷の下にある水で濡れて凍傷になったり。







そんな夏のローディア山を足元に注意して注意して注意しながら登っていきます。


山小屋を出てから2日後、このローディア山の中腹部の最難関である“針山”と呼ばれる場所につきました。


この“針山”と呼ばれるここには先に尖った岩がたくさんあって、森のようになっています。

足元には草のように針のような岩が生えています。

木のような“大針”にも“草針”が生えているので、ちょっと手をついただけでも怪我をしてしまいます。

もちろん荷物や服も引っかかってしまうのでそこも気をつけなければなりません。


さらにこの針山で1番凶悪なのが魔物です。

大針に隠れられるような小さな体で色も岩に似ており、大針と大針の間を素早く移動してきます。

草針でダメージを受けないように防御力も高く、ちょっとやそっとじゃダメージを与えられません。







そんな魔物と戦いながら針山を進むこと1日。


「なぁ、ちょっといいか?」

「どうした?もう休憩か?」

「いやぁ、さっきからダメな気がしてたんだけどさ、多分迷った」

「はぁぁ?」

「えぇ!?」


迷いました。


魔物に囲まれないように動きながら進んでいました。

進みながら方向感覚のいいアルさんが位置を把握してくれていましたが、短時間あちこちに動いたこととろくに休憩を取れていなかったので集中力が切れてしまったことでどこにいるかが分からなくなりました。


とりあえずどこかの方向に進めば針山から出られると思って進み始めます。


「【荒風の槍を撃つ魔法(トンペイトランス)】!!」

「大丈夫だよな?まっすぐ進んでるよな?」

「わかんねぇよ。右行ったり左行ったりしてんだ。もう真っ直ぐかどうかなんて」

「チッ。どうするか?そろそろ休まないと体力がもたねぇよ」

「それなら私の魔法で———」

「だめだ。そしたらアリスが休めない」

「それならどうするんですか?このままだとみんな倒れますよ!」

「そんなどうすればいいんだよ!...ってもう朝になったのかよ」

「朝かぁ。結局寝れなかったなぁ」

「...!雲、流れてないか?」

「本当だ!セーラさんさすが!」

「雲が流れてるからなんだ?」

「全く、そんなことも知らないなんてな。ね、アリス」

「ですね、セーラさんっ」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ