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59.休息

連続投稿6日目!

無事に2匹の海獣を討伐できた日の夜、丘の上に作られた簡易住宅街はお祭り騒ぎでした。


海獣討伐に行った者、討伐に行かずに丘で応援してくれていた者、家の屋根などで津波から逃れて丘の上にやってきた者など様々な人がいましたがみんなまとめて楽しみました。


討伐で怪我した人の中には怪我でご飯を食べたり、お酒を飲んだりができない人もいましたがそれでも楽しかったようです。


竜が海を歩く時に竜の魔力が水と反応して発生する雷雲である『竜の巣』もかなりに遠くあるのであと数日は安心できるということで私も楽しみました。


住宅街の中心に作った広場では海獣の解体ショーが行われ、私の魔法によって寄生虫や菌を取り除いてお刺身で食べたり、その場で調理して食べたり。

滅多に食べれない海獣の料理を食べまくりました。


こんな海辺にある街ですが魚を生で食べることはないらしいのです。

本には海辺の街の特権だ、と書いてありましたがどうやらその習慣があるのは西の大陸だけのようです。


しかし今日食べた海獣の刺身に感動し、持ってきた魚をいくらかお刺身にして食べていました。

なんでもお酒にかなり合うんだとか。

お酒を飲まない私には全くわからない話です。


他にはここで待ってる間に軽く狩りに行った人がいたらしく、セーフの肉が振舞われていました。

私には少し固かったけど肉の味が濃く、とても美味しかったです。







津波から逃れた人の中に長老衆の1人がいて、アルさんと言い合ってる姿もありました。


「貴様らが連れて行かなかったせいで長老様が亡くなったぞ!」

「俺には関係ねぇよ。何日も前から忠告はしてた。それを聞かなかったのはあんたらだろ?」

「そんな深刻なことならもっと本気で言わんか!あの話には全く感じなかったぞ」

「それは可哀想に。でも長老衆で残ってるのはあんただけだ。さぞ嬉しかろう?」

「なっ、そ、そんなことはない!長老様はあと数年は生きておれたんだぞ」

「あっれれー?言葉に詰まってるぞー?」




「ははっ、アルも言うようになったな」

「めちゃめちゃ煽るじゃん」

「いいんだよ。老害にはあんぐらい言わないと聞かないんだから」

「へぇー。あ、セーラさん焼けてるよ」

「おー!はいはい。アリスも食うだろ?」


そう言って渡されたのは海獣の串焼きとセーフの串焼きです。

セーラさんの串焼きは味加減が素晴らしく、とてもとっても美味しいのです。


「ありがとう!セーラさんの串焼き美味しいんだよね」

「んな大袈裟な。酒に合うように焼いただけさ」

「それが美味しいんだよー」

「どうした?酒でも飲んだか?」

「え?そんなに変?」

「あん。普段のアリスにゃ考えれん話し方だぞ」

「じゃあ場酔いかなぁ。周りがこんな騒がしいと心がじっとしていられない感じ?」

「まぁわからなくはないが。ただアリスはお子様なんだから早く寝ろよ」

「なによ、急にお子様扱いして」

「そうだぞ!セーラ。嬢ちゃんは今日の最功労者だ。寝かせるわけねぇよ」

「そうだぞ!俺たちゃ嬢ちゃんのおかげでこんなうまい海獣食えてんだ」

「嬢ちゃんがいなかったらこんなに酒は進んでねぇよ。責任取ってもらうからな」

「あんたたち、アリスに傷ひとつつけてないでしょうね」

「ひゅー!セーラの過保護ー」

「俺たち兄弟をなんだと思ってる?」

「この俺の盾も忘れてもらっちゃぁ困るぜ?」

「あっそう。アリスとつるむのはいいけど変なこと吹き込むんじゃないよ」

「んなことするか!」

「俺たちゃ嬢ちゃんを讃えるだけだ」

「労わんといかんからな」

「だってさ。行ってくるか?」

「もううしろでソワソワしてるんだもん。行かないなんてできると思う?」

「無理だな。ま、程々にな」

「うん!じゃあ行ってくる」

「みんなぁ!この村の勇者、アリス様だぁぁぁ」


「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」





「『賢者』で『勇者』か。これじゃ歴史はほっとかんな」



セーフは地球でいう鹿のような魔物です

見た目も味も鹿そっくりらしい

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