58.海獣討伐③
毎日投稿5日目!
毎日たくさん人に読んでもらえて感謝しかないです。
おかげさまで2000pvを達成しました!!
ここまで読んでくれた皆様、本当にありがとうございます。
そしてこれからも本作品をよろしくお願いします。
少し残酷なシーンがあります。
苦手な方はご注意を
ウロコが砕け散り、攻撃のチャンスがやってきました。
しかしいくらウロコがなくなったとはいえ海獣の表皮はかなり硬いので半端な魔法じゃ何も意味がありません。
そこで本日私がご用意いたしましたのは大きな土の杭です。
これを限界まで硬くし、限界まで鋭くし、限界まで高くで生成し、高速で海獣に突き刺す、そういった作戦です。
「海獣は俺が止めとく。思いっきりやんな。【影縛り】」
今だ!私の究極の攻撃魔法を!
「【土杭を落とす魔法】!!!」
キィィィィィィィィン
私の作り出した土杭が空高くから炎を帯びて落下してきます。
「うおっ!なんだこりゃ!嬢ちゃんか!?」
「そう!危ないから離れてて!」
「こりゃ海獣も潰れるぞ!」
ズドォォォォォン!
ギャァァァァァァオォォォォォォォ!!!!!
土杭が海獣に突き刺さります。
細く鋭くしたので潰れることはなく、海獣を地面に縫い付けました。
「あぶねっ!暴れ出したな」
「でも嬢ちゃんのおかげで動けなくなってるぜ」
「ひとまず嬢ちゃん任せだな。これじゃ危なくて近づけねぇ」
「そうだな。嬢ちゃん!頼んでいいか!」
「まかせて!ノートスさん、頼んでいい?」
「アレだな?とりあえずほい、ポーションだ。だいぶ魔力を使っただろ」
「うん。ありがと」
ノートスさん———私の護衛をしてくれている人、からポーションを受け取ります。
傷を癒すためのポーションもありますが、これは魔力を回復させるためのもの。
ただし使いすぎると急速な回復に追いつけない体が不調を起こしてしまうので注意です。
ある程度魔力を回復させた私は魔法の構築に入ります。
「使うのは雷属性。傷口あたりを狙うわ」
「了解っ。『———、——!』準備できたぞ!」
「はーいっ!こっちも発射準備できたよ!」
「よしっ!撃てっ!」
「【雷の槍を乱射する魔法】!」
「【魔法強化・威力】!」
ノートスさんは壁役ですが後方支援もかなり得意だそうです。
ダリオメア兄弟と組む時は壁になる必要がないのでずっと後ろの方から強化魔法をかけているのだとか。
ちなみに強化魔法は回復か無属性に属するそうです。
そんなノートスさんによって強化された雷の槍が海獣を貫きます。
雷属性の1番の特徴である痺れが海獣を襲い、海獣の動きがぎこちなく、そして力なくなってきました。
「動きは緩くしたわ!加勢してちょうだい!」
「やるな!だが俺たちもただ待ってただけじゃねぇぞ!」
「そうだ!2人だからこそ打てるこの技を溜めていた!」
「ノートス!行くぞ!」
「いいぞ!いつでも動き出せ!」
「「奥義!【天地破壊】!!!!」」
2人の大剣と戦鎚が海獣の横腹(?)を叩きます。
「おっしゃ!風穴開けたぞ!」
「ここを打ち抜けば心臓も破壊できるぞ!」
「ありがとう!【風球を撃つ魔法】!」
風の塊が肉や骨を断ち、血を撒き散らしながら心臓に到達して。
ガァァァァァァァァァァァァ
この声を最後にして「ドスン」という音を立てて心臓を破壊された海獣は倒れました。
空を舞っていた海水が操作主を失い、地面に落ちてきます。
まるで海水の雨のように。
「嫌だな、こんな雨」
「同感だ。あとでベタベタするんだよ」
「にしてもこんなあっけなく倒すとは」
「あんまり盾の役目なかったぜ」
「ま、さっさと皮剥いでいこうぜ。ついでに持てる量の肉も持って帰るか」
「私なにもできないけど...どうしよう」
「嬢ちゃんは討伐で働きすぎだ。どうしてもっていうんなら水を出しておいてくれ」
「わかった。こんな感じでいい?」
「おう!こりゃ解体も楽に終わるそうだな...」
なんの問題もなく1つ目の災害、海獣の上陸を切り抜けた私たち。
向こう側の人も怪我人はたくさん出たものの死者は出なかったそう。
相手がまだ赤ちゃんだったっていうのが大きかったそうです。
そういえば私が海で戦ったのも海獣の赤ちゃんだったそうです。
赤ちゃんであんなに大きくて強いなんて。
恐るべし海獣、そんなことを考えた海獣討伐でした。
補足:アリスがアルさんに見つかった時、アリスは海獣の死体の近くに浮いていたそうです。(船に乗ったまま)
そして海獣はアルさんが解体し、セーラさんが鞄などを作ったそうです。
海獣のお肉は淡白で美味しいんだとか。




