56.海獣討伐①
毎日投稿3日目!
多分きっとおそらくmaybe 7日目まである
襲いかかってくる3つの災害のうちの1つ、海獣の上陸。
海獣の上陸とともに大きな波が街を飲み込んでいきました。
そしてこの災害はこれで終わりではありません。
上陸してきた海獣を倒さなければならないのです。
1匹の海獣が上陸したあと、なるべく早くその海獣を倒さなければ新たな海獣が上陸してきます。
なんでも海獣が放出している特殊な魔力が原因なんだとか。
街を飲み込んだ波はだいたい1日でなくなります。
なので私たちの出番はその後です。
そして今開かれているのはその前夜祭。
女性や子供は戦闘には基本参加できないのでこの祭で戦士を元気づけ、勇気づけて送り出そうというものです。
また、この戦いの後には死者も出てきます。
なのでその人たちの最後の思い出に、ともなっているそうです。
だから明るく、元気にはしゃいで騒いで飲んで食べて笑って、少し寂しさや緊張もありながらもお祭り騒ぎで1夜を過ごしました。
そして翌日、波もあらかた引いており、海獣と戦うには問題がなさそうな感じです。
ただここで重大な情報が入ってきました。
海獣が2匹いるのです。
急遽二手に分かれて出陣することになり大慌て。
作戦も1隊あたりの人数が減ったことにより練り直しがありました。
しばらくして作戦も決まってようやくしゅつじ....
「おい、なんかここに嬢ちゃんおるぞ!アルはどこだ!セーラ!」
「なんだい?」
「お、セーラか。嬢ちゃん連れてってくれんか」
「断るね。あんたらよりずっと強いからね」
「何言ってんだ!こんな幼い子死なせたら俺たちぁ面目立たねぇよ」
「アリスのことなら大丈夫だよ」
「アル!お前本気で言ってんのか!」
「あぁもちろん。なんたって」
「「1人で海獣倒してるから」」
「「「「「は...?」」」」」
「いや、だからアリスは1人で———」
「嘘もいい加減に———」
「嘘じゃねえよ」
「セーラさん...?」
「ほらアリス、見せてやんな」
「ほいっ、これ」
私が見せたのは海獣の皮で作った靴と背負い鞄です。
軽くて丈夫で、ある程度滑らかで伸縮性がある海獣の皮は靴にしても鞄にしても最高級品になります。
「どれどれ...!」
「おいこれ本物じゃね?」
「この触り心地...本物だなぁ」
「しかも見た感じ嬢ちゃんにかなり馴染んでる」
「そうだね」
「...てことはよ?」
「「「「「「勝てるぞぉぉぉ!!!!!」」」」」」
「分かったんならいい」
「だから作戦も最初ので問題ないよ。ただアリスの方にも何人か人をくれ。前衛がいいね」
「おう!任せろ!」
「腕のいいやつを用意しておくぜ!」
そしていざ作戦実行です!
大人数で行く方は海獣の弱い部分である目や口を狙う戦法。
海獣は毒にも弱いので口を開けた時に毒も投げ込むんだとか。
一方で私たちは前衛の人たちが時間を稼いでいるうちに私が魔法を準備し、一撃で特大ダメージを出す戦法。
私がいかに魔力を練れるかが大事になってきます。
ここの村の家はほとんどが木造なので海に浸かった時点でもう使い物にならないそうです。
なので家の被害は考えずに戦っていいと言われました。
「嬢ちゃんはなんの属性が使えるんだ?」
屋根の上を飛び移りながら大剣を担いだ兄さんが聞いてきます。
「雷と風と...土がつかえます」
全属性!なんて言えないので海獣に効きそうな属性を挙げていきます。
「ほぉ!相性がいいな!こりゃ期待できるぞ」
「そういうお兄さんこそ。いい大剣持ってるじゃないですか。前は任せましたよ」
「俺は嬢ちゃんをしっかり守ってやる」
この数ヶ月で少しなら飛べるようになったんだけど、私は魔法で護れるから問題ないんだけど、なんてことを言いそうになりましたがグッと堪えます。
「あ、でも...お願いしまーす!」
「俺は海獣をとことん切り刻んでやるぜ!」
大剣お兄さん、盾のお兄さん、切り刻みお兄さん、そして私の4人が今!海獣に辿り着きました。
「じゃあいっちょ始めますか。いくぞぉ!!!!」
「「「おぉぉぉぉぉ!!!!!」」」
海獣と2度目の戦闘、開始です。




