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45.一方、その頃

会話回だよー

〈ロナード家〉

「ねぇ、アリス帰ってきた?」

「アリスどっか出掛けてるのか?」

「昼に教会に行くって言って出ていったのよ」

「はぁ。少なくとも誰かが入ってきた感じはなさそうだな」

「そう...。帰ってきたらうんと叱らなきゃね」

「...いや、ちょっと待て。外を見てくる。アリスぐらいの魔力だとなんか残ってるだろ」

「そうね。じゃあお願いするわ。私はニアを寝かしとく」

「おう!」







〈テレス〉

カチャカチャ


「父上!ちょっとお聞きしたいことが」

「なんだ、食事中に。そんなに大事なことか?」

「いえ...。ただ気になったもので」

「いいわよテレスアート。どうしたの?」

「あの、今日って教会の方が来る予定ってありましたか?」

「何を急に言い出すんだ?そんなことを知ってどうする」

「父上が教会の人に挨拶をしないのが珍しかったからです」

「なにっ!?今日来てあったのか?」

「ええ。あの馬車は確かに教会のもののはずです」

「私は聞いてないぞ!おい!どうなってるんだ!」

「はっ!砦の者に確認して参ります」

「全く落ち着きのない子ね。教会に媚び売ってないで自分の力で出世したらどうなんだい」

「すみません。しかしこれも大事なことで...」

「何が教会だ。神様をいいことにして金を集めてるだけじゃないか。前の神官様は...」








〈再びロナード家〉

「魔力の跡、辿ってきたぞ」

「どうだったの?アリス、流石に遅すぎよ」

「村を出てから2本に伸びててな。1本は確かに教会の方に、もう1本は砦の方だ」

「え、じゃあ砦に...?」

「わからんが砦の方に行く魔力はかなり薄かった。俺もどういうことか分からないんだ」

「そう、なのね。明日まで待ってみて帰ってこなかったら行きましょう」

「お前はそれでいいのか?」

「癪だけどしょうがないわ。アリスのためよ。向こうもアリスを使ったんだしこれでおあいこじゃない?」

「昔っからそういうことに関しては頭の回転早いよなぁ。ま、ラーナがいいならいいぜ」

「ありがとうテロナード。じゃあその間ニアは任せたわよ?」

「俺も行かなくていいか?ニアは近所にお願いしたら引き受けてくれると思うが」

「きてくれたら心強いけどあんまり広めるわけにも行かないでしょ?とりあえず私だけ行ってくるわ」

「...わかった。じゃあ家は任せとけ!」

「うん!」








〈翌日、クロとディルとサーラ〉

「ねぇねぇ、アリスって見た?」

「ん?見てねぇが」

「そうねー。最近会ってないから知らないなぁー」

「そっか。あの、2人にはアリスの魔力って視えたりする?」

「俺が魔法に関することができると思うなよ!まったくわかんないぜ!」

「うちも。ようやく扱えるようにはなってきたけど視るのはまだ...」

「んでクロはさっきからもじもじとどうしたんだ?」

「あの、変に聞こえるかもしれないんだけど」

「「へん?」」

「昨日の午後からアリスの魔力をまったく感じないんだ」

「まりょくをかんじない?」

「午後ってお昼の後だっけ?」

「うん。アリスは気づいていないかもなんだけど魔力量が大きすぎて結構溢れてるんだ。だから家にいてもなんとなくアリスがいる場所が分かるんだよ」

「わからん!もっと簡単に言ってくれ」

「えーっと、器から水が溢れてるみたいな?」

「んーわかったようなわからんような」

「つまり、アリスちゃんはずっと声を出してるの。で、私たちには聞こえないけどクロには聞こえてるってこと。でしょ?」

「そ、そう!ありがとう」

「んで、結局何が言いたいんだ?」

「実は.......」

「「アリスが家出したーーー!?」」

「しーっ!もしそうならあんまり大きな声で言わない方がいいでしょ?」

「そうだなー」

「え、それ本当なの?」

「だってテレスはいるんだよ?どっかのパーティーとかに行ってるわけじゃないから」

「とりあえずテレスに聞いてみようぜ」

「そうね。もしかしたらテレスと出かけてるだけかもだから」

「そうだね。じゃあお昼ごろに」

「おぉ!さっさと仕事終わらせてくるぜ!」

「いってらっしゃーい」

「ん、サーラは?」

「私はもう終わってるからここで待ってる」

「俺だけかよ!」

「「がんばれーー!!」」





これはアリスの失踪が知れ渡るまでの話である。



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