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41.魔物狩り

3日間オースティン領を満喫した4日目、私たちはとある平原にいました。


この平原はオースティン領とトリアート領の間にある砦のトリアート領側にあり、魔物が湧くけどそこまで強くないので冒険者の初心者が魔物狩りの練習をする場所にもなっています。


「おっしゃ!バンバン魔物狩っていこうぜ」

「そんなバンバンじゃないよ。確認するだけだから半日もしたら十分でしょ」

「俺は体を動かしたいんだテレス。半日と言わず1日やろうぜ」

「じゃあお昼までがんばろー!」


「「「おーーー!」」」


「ちょテレス!無視すんな!」

「どうせお腹空いて戻ってくるだろ?」

「ば、ん、まぁそうだな」

「だったらそこでキリはいいだろ」

「そうだな」

「んじゃあそこの鳥の魔物倒しにいこうよ」

「いいぜサーラ。俺とお前で突っ込むぞ」


今日ここに来たのは魔物狩りをするためです。


オースティル学園では魔法だけでなく武術や剣術も学ぶことができました。


学園で教えてもらった技を使ってみたいというディルの言葉にみんな賛成して、せっかくいい狩場があるからということで帰りにここに寄ることにしたのです。


ディルは魔法を習得することはできませんでしたが剣の腕がかなり上がり、サーラは身体強化の魔法を習得したおかげで素早さがかなり上がり、テレスは魔法を知ったことで魔法剣の威力、強度が上がり、クロは魔法の構築速度が上がりました。


そんな強化された私たちに敵という敵はおらずサクサクと魔物を倒していきました。




その時でした。


ピエェェェェェェ

ドスッ


「キャァァ」


この余裕さに慢心していたのか私は背後から奇襲攻撃を喰らいました。


「アリス!」


私を攻撃したのは私たちが目指していた鳥の魔物でした。


「大丈夫!ちょっと衝撃を受けただけだから」


空間属性魔法【物体を護る魔法(プロテクション)】、私が今回の旅で覚えた魔法です。


魔力が馴染む物体ならどんなものでも護れるというかなり強力な魔法を私は常に自分にかけていました。


そのおかげか鳥の魔物の鋭い爪は私に刺さらず衝撃を与えただけでした。


キェェェェェェェェ!


「おらっ!鳥め!俺の飯になれ!スピルーシ!」


ディルの鋭い突きが鳥の体に突き刺さります。


「『............【ヴェントランス・ティアリアトア】!』」


クロの魔法がその傷をさらに広げます。


「こっちがガラ空きよ!」

ベキッバキッ

およそ殴りで出る音とは思えない音が聞こえてきますがそのおかげで鳥の意識は私から外れていました。


「みんなありがとう!【雷の槍を撃つ魔法(トニオランス)】!」


私の放った電撃が魔物の頭を貫き、魔物は意識を失います。


「まだ死んでないかもだから!」

「じゃあ最後は僕だね」


サンッ


テレスの横一閃が魔物の首を落としました。


「アリス!大丈夫?」

「大丈夫よ、クロ。防護の魔法を使ったから」

「それならよかったや」

「いつの間にこっちに来たんだろうねー」

「周りの奴らを蹴散らしてた時じゃねぇの?」

「まぁそんなもんだろうね」

「そんなことより早くこいつを解体しようぜ!腹減った」

「おいおいディアベル君よ、そんな態度でいいのかい?解体できるのは僕とクロだけだぜ?」

「くっ、そうだったな。おーい!クロ!解体頼んでいいか?」

「うん、いいよ」

「おいディル!なんで僕じゃないの!?」

「んーなんとなくだけど」

「おい!ひどいぞ!」


私たちは戦いに関することだけでなく魔物の解体や礼儀作法なども教えてもらったのです。


しかし細かい作業が苦手なディルはうまく解体できないのでクロかテレスがすることになった()()()です。

『らしい』と言いますと私とサーラの女子組は礼儀作法、男子組は解体という感じで別れたので解体の方で何があったかは私たちは知らないのです。

「アリスちゃん。木、集めに行こっか」

「そうね。解体はクロに任せればいいしね」


そして私たちは静かにその場を去りました。





そんな狩りをした次の日、私たちは無事にそれぞれの家に帰り着くことができました。




5人に個性をつけたら()つけなくても伝わる説〜

結果:テレスとクロが似てて伝えづらい

様子を見て変更するかしないかを決めます

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