96.訓練
土曜日更新できなくてすみませんでしたm(_ _)m
ガンビアとセネガル———テレスと同じ教室の友人ととお茶を飲みながらおしゃべりして。
「じゃあそろそろ始めようか」
そう言ってセネガルが立ち上がりました。
「だな。みんなは来るかい?」
と問いかけるガンビア。
おそらく私たちに向けられているのでしょう。
「上級の魔法使い2人に速さと重さを兼ね備えた剣士、速さと手数で翻弄させる襲士。戦ってみたくてしょうがないよ!」
「襲士....?」
「君のことだよ。えーっと、サーラだったっけな」
「私の役職ってこと?」
「そうだ。主に奇襲攻撃や相手の視線や注目を集めて味方の攻撃の支援などをする役職さ」
「へぇーー。そんな名前がついてたのね」
「これに罠関係の技が入ってくると“盗賊”と呼ばれたりするんだ。で、訓練に付き合ってくれないかい?」
「俺ぁ大賛成だ。むしろこっちからお願いしたいくらいだな!」
「私も!名前聞いたらちょっとワクワクしてきた!」
「じゃあ私も行こうかな。近接の相手とかしたことないし」
「じゃあ僕も....!新しい魔法の練習してみたいんだ」
「みんなってことだな。じゃあテレス!練習場に連れてってくれ!」
「はいはーい。木剣とかもいるよね?」
「もちろん!あと鎧も出してもらおうかな。ガンビアいるし」
「なんだよ、僕のせいみたいな」
訓練場の真ん中で剣を構えて睨み合ってるのはディルとセネガル。
「ぅおらぁぁぁぁぁ!」
先に斬りにかかったのはディルでした。
セネガルは一歩も引くことなくディルの攻撃を受け流します。
「っってぇーー!おっも!」
「だろー。多分俺のより重いぜ」
「みたいだな。受け流したはずなのに腕が痺れてるもん」
そのあと何度も剣をぶつけあった結果、ディルがセネガルの剣を飛ばして決着がつきました。
「くぅーー、握力がもたねぇ」
「俺もこれ以上長引いてたら無理だったぞぉ」
「ディルは溜めて一撃を重くしたり、軽い攻撃を連続でしてきたり....器用なやつだな」
「セネガルこそ。あんなうまく受け流されたのは初めてだぞ。危うく転びかけたぜ」
続いてガンビアとサーラ。
ガンビアが構えるのは刀身の太い大剣。
対してサーラは両手に短剣を1本ずつ握っています。
最初に動き出したのはサーラ。
持ち前の速さで範囲内を走り回ります。
姿勢を低くして走っているせいか、短剣が地面に擦れています。
「さすがのスピードだなっ。目で追うのがやっとだよ」
サーラが片方の短剣を口に咥えて低い位置から速さを維持したままガンビアに攻撃を仕掛けます。
「うぉっとー!あっぶねぇー」
サーラの攻撃はガンビアに止められますが、構わずに斬り続けます。
「んー、複数人で戦ってるならいいけど1対1じゃあそれはちょっと弱いかな」
そう言うと大剣を振ってサーラを弾き飛ばします。
しかし飛ばされたサーラは余裕そうな笑みを浮かべていました。
そして地面に手をつきながら唱えます。
「『荒れ狂う炎よ、この大地を焼き尽くせ!【ブリュリソル】!!!』」
「うぉっ!魔法!?」
「あ、設置型魔法だ!」
「そうだけど....専用の紙と筆がないといけないんじゃなかったっけ?」
「【地面を燃やす魔法】は地表に直接起こす魔法だから地面に描くだけでよかったんじゃないかな?」
「なるほど....。あえて剣で地面を削りながら走ってたわけだ」
「だねー。サーラも器用なことをするよ」
魔法に驚くガンビアに向かってサーラが再び襲いかかります。
「さすがは襲士といったところか。1回目の攻撃から2回目の攻撃までの段取りが面白い」
「よく言うよ!全然効いてないじゃない!」
「残念ながらその通りだ。力の差がありすぎた」
そう言って大剣をサーラの首筋に当てます。
サーラ対ガンビア、ガンビアの勝利です。
「いやぁ面白かったよ!襲士は1対1に向かないのにここまでできるとは感心だよ」
「何を偉そうに。あんたは剣を2回振っただけじゃない!」
「はっはっは!」
5000PV達成いたしました!!!!!
本作品を読んでくださっている皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!
頑張って火土更新します....。




