SS.もーいくつねーるーとー
皆様、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
誠に勝手ながら1周年を記念してSSを投稿させていただきます。
アリスティアたちが住む星の天界。
そこには陽気に歌う老人がいた。
「ふーんふんふんふーんふーんふーん♪」
「なんですか?それは」
「“地球”という星の祝いの歌らしいぞ」
「地球....確か天の川銀河あたりの星でしたっけ?」
「そうじゃ。世にも珍しく魔素濃度の低い星じゃ」
「魔素なしでよくやってますよね」
「そうじゃなー。でもその分文明は恐ろしく発展しておるぞ」
「文明....?魔法を超えるほどの力があるんですか?」
「超えるじゃろうな。魔法で代用できる部分がほとんどじゃが」
「でもなぜ魔素を使ってないんでしょう?」
「さぁの。あそこには高位の神々がおられるんじゃがの」
「人間から神に成り上がった者もいるそうですよ」
「ほぉ。やはり面白そうな星じゃのう」
「ですねー。1回行ってみたいですね」
「行ってみるか?」
「行けるんですか?」
「もちろんじゃ。地球に存在する生命体になって跳んでみようじゃないか」
「おぉー。楽しみです!」
「で、この小さい体は何ですか?地べたを這ってる気がしますが」
「“蜘蛛”という生命体じゃ。足がたくさんあって面白そうだったんじゃ」
「んー、動きづらいですねー。頭がこんがらがりそうです。あ、あの大きい生命体は....!」
「おー、あれは“人間”じゃな。ここも人間が主流なんじゃな」
「グリモール様ー。私この蜘蛛ってやつじゃなくてあっちがいいですー」
「人間なんて見飽きてると思ったんじゃがあっちの方がいいのか?」
「えぇ。こんな変なのよりは断然」
「じゃあどこかに隠れて変身するとしようかの」
「やっぱ慣れれる体の形の方がいいですね」
「確かに動きやすいが....こっちの体の方が魔素の少なさを感じるのぉ」
「ですね。サクッと探索して帰りましょう」
「あの光る板は何ですか?」
「“テレビ”というやつじゃ。発信された映像を表示するものじゃ」
「じゃああのお尻を叩かれてる人間は何ですか?」
「さぁ....そういう趣味なんじゃないか?」
「あっちからは歌が聞こえてきますね。でもグリモール様が歌ってたのとは違う歌ですね」
「この星には無限と歌があるらしいぞ」
ゴォンゴォンゴォンゴォン
「あ、鐘の音ですね。ここでも時刻を知らせるのは鐘なんですね」
「これは“除夜の鐘”といってね、1年間の罪や煩悩を取り払って新年を迎えようという日本の文化なんだ」
「えーっと貴方は?」
「初めまして、かな?エルノア様。地球の神をやってる“イエス”という者だよ」
「これはこれはイエス様。何のご用でして?」
「いや、なに。急に地球上から神力を感じたものでね。慌てて回収した次第さ」
「グリモール様何も言ってなかったんですか?」
「一瞬だから問題ないと思ってな....」
「馬鹿なんじゃないですか!?神力がどれだけ影響を与えるか考えてくださいよ!」
「本当だよー。地球は魔素濃度が低いんだから影響を受けやすいんだよ」
「むぅ、すまんかったな」
「まぁいい。せっかくの新年だ。宴にしようじゃないの」
「お気遣いありがとうございます。後でキツく叱っておきますので」
「いーよいーよ。今日は地球にとってめでたい日だ。そんなのは忘れて楽しんでくれ」
「エイスの言う通りだな。宴はたくさんいる方が楽しいからな」
「失礼ですが貴女は?」
「あ、天照大神サマ....。大変失礼いたしました」
「よいよい。それよりグリモールよ、アレは上手くいってるか?」
「えぇ。楽しくやっておりますよ」
「それはよかった。それじゃあ宴だ。存分に楽しむがいい!」
「天照!それよりも先に挨拶をした方がいいんじゃないか?日本に朝がやってきたぞ」
「そうかそうか。じゃあ皆よ」
「「明けましておめでとう御座います」」
「「アケマシテオメデトウゴザイマス....?」」
「日本の新年の挨拶なんだ」
「新しい1年が明けておめでたいという意味が込められているらしい」
「へぇー。面白いですね、地球って」
「そうじゃなー。来てよかったわい」
「じゃあ宴だ宴だぁ!天照!あのお酒を用意せい」
「日本酒だな!いいぞ!」
執筆が間に合えば3日(土)に投稿しようと思います。
間に合わなければ6日(火)に投稿します。




