プロローグ
思いつきで書き始めた物語なので、気楽に読んで頂ければと思います。
「グリモール様。お茶をお持ちしました」
メイド姿の女性はお茶の乗ったお盆を持って老人に言った。
「おぉありがとう。そこに置いておいてくれ」
髭を蓄えた老人、もとい“グリモール”は目前のモニターを眺めながらそう言った。
近くのテーブルにお茶を置く時、メイドがモニターを覗くとそこには1人の少女が写っていた。
「また例の魔法使いを見ているんですか…… 他の人も見とかないと『不平等保護罪』で創造神様から怒られますよ。」
「……まぁそうじゃのぉ」
「3年くらいずっと見てますよね?その子に何かあるんですか?少し他の人より魔力が多そうですけど」
「エルノアよ。世の中には知らなくてもいいこともあるんじゃぞ」
「でも…!」
そう言ってメイドもとい“エルノア”がグリモールに顔を近づける。
「結局バレたら私も怒られるんですから。さっさと教えてください」
「ま、まぁそろそろエルノアも知っておくべきかもしれんの」
そう言ってグリモールとエルノアは対面で座りグリモールがお茶を勧める。
「これじゃ立場が…… まぁいいです。ありがとうございます」
「よいよい。じゃあ早速始めるとするかの。
実は彼女は———。」
「えっ。じゃあて……モゴモゴ。」
「これは機密事項じゃ。すでに2柱の神が関わってしまってるからの。」
「分かりました……。」
可能な限り毎日投稿していきますので是非一度よろしくお願いします。
(最低週1投稿していきます。)