表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
泡沫の星の物語  作者: 春宮晴兎
第1章 帝並学園中等部
4/5

第4話【天候の操り人】

俺の名前は、黒神継輔。

帝並学園中等部2年。

継輔「あーすーかー、はーじーめー、ゆーうーまー」

朱鳥とは中等部2年の綾瀬朱鳥(あやせあすか)女の子。

少し灰が入った輝く白色の腰らへんまで伸ばした長髪。

淡い青の瞳。白いTシャツに黒いズボン。

晴慈梅とは中等部2年の齋藤晴慈梅(さいとうはじめ)男の子。

朱鳥よりも少し灰寄りの白髪。朱鳥よりもはっきりと

した青い瞳。黒に白い線を何本も描いた様なTシャツに

黒いパーカー、その上からオレンジの線に黒:2白:1の

割合の市松文様の上着を着ている。

優真とは中等部2年の工藤優真(くどうゆうま)男の子。

黒髪に少しオレンジの入った黄色い瞳。

黒を基調としていて、青が少し入ったTシャツに

黒いパーカー、黒に少し青の入ったズボン。

みんな美男美女。周りからは美男美女の4人組だなんて

呼ばれている。

朱鳥「継輔、なに?継輔から呼んでくるなんて

珍しいじゃん?」

晴慈梅「確かに、しかもいつもよりぐったりしてるね。」

継輔「まぁ、金曜に親戚に会ってさ、

色々気まずいんだよ。」

優真「そういうもんかぁ?親戚に会ったんなら

もうちょっと喜んでもいいんじゃない?」

継輔「いやぁ、あいつの好きな人も一緒でさ。」

朱鳥「なにそれ!いいじゃん!恋バナじゃん!」

晴慈梅「そんな喜ぶとこじゃないだろ。朱鳥」

朱鳥「はいはーい。どーせ空気の読めない女ですよー」

優真「まぁまぁみんな落ち着いて」

朱鳥「あっ!明日雨じゃん!しかも、学校が

休みになるレベルの大雨!やば!?」

継輔「晴れがいいの?」

朱鳥「うん、学校がないとみんなと会えないじゃん。」

晴慈梅「別に学校じゃなくても、誰かの家に

集まればいいじゃんか。」

朱鳥「別に家でもいいけどさ、みんなと楽しく授業

受けたいの!だから継輔お願いね!」

継輔「はいはい、明日晴れにすればいいのね。」


 * * *


翌日の朝

家の窓を全部閉めてもザァーーーっと雨音が聞こえる。

継輔「はぁ、めっちゃ大雨じゃんかぁ。」

テンションが下がっちまうよぉ。

そう言いつつも、俺は両手を握り、こう呟く

継輔「我が先祖にして偉大なる天照大御神(・・・・・)様。

本日の天気を晴れに変更してください。」

俺がそう言うと、雨音が次第に弱まり、

完全に聞こえなくなった。

さっきまでの雨が嘘だったかのように、

快晴になっていた。


 * * *


学校にて———

朱鳥「みんな、おはよ!」

継輔・優真「おはよ」

朱鳥「あれ?晴慈梅は?」

継輔「今日遅いな。」

晴慈梅「はぁー、あっぶねぇー」

継輔「危なくねぇよ、余裕で間に合ってる。」

俺がそう言うと、晴慈梅は時計を見る。

8時30分に席に座っていないと遅刻なのだが、

今の時刻は8時16分、余裕である。

晴慈梅「良かった〜」

とそう安堵する晴慈梅を見て、俺はちょっと

笑ってしまっていた。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)様は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)様の子供の神様です。

日本神話からとってきました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ