表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
泡沫の星の物語  作者: 春宮晴兎
第1章 帝並学園中等部
2/5

第2話【初授業】

あの後すぐに家に帰った。

燈夜「つ、、、疲れたーー」

まじで疲れた、ほんとに

ピロン!と通信音が鳴る。

送り元は空篠恭弥あだしのきょうやと書かれている。

[入学おめでとう!明明後日の授業も頑張れ!]

そう書かれていた。

[ありがと、恭弥にぃ]

恭弥にぃは僕の親戚だ。

[うん、どういたしまして。]

そういうやり取りを終えて寝る———


 * * *


3日後、帝並学園中等部1年4組の教室にて、

1限目は社会だった。

燈夜「社会かぁ、寝よかな」

琴音「成績と内申点下がるよ〜」

そう真面目なトーンで返される

燈夜「別にテストでいい点取れてればいいでしょ」

琴音「はぁ、くうそんなに簡単な話じゃないんだよ。

もしそんなに簡単に成績上がったら、

みんな志望校に行けてるって」

燈夜「そっか、じゃあ寝ない」

琴音「わかればいいんだよ、わかれば」

むかつく。

そして1限目の授業が始まった。

燈夜「地理って嫌いなんだよなぁ。」

と小声で呟く。家で小学生の時に叩き込まれたからなぁ

もちろん日本史もだからさっさと世界史を学びたかった。

うーん、地理は大抵頭に入ってるんだよなぁ。

先生「それじゃあ、古代エジプト文明で使われていた

文字をなんというか答えなさい。また、その文字の

特徴を答えなさい。」

はぁ、教科書に載ってないとこまで問題にしてくんなよ

そんで僕は手を挙げた。

先生「燈夜、分かるのか?」

いかにも僕が答えられないみたいな感じで言われる。

それに対し僕は

燈夜「文字の名前は象形文字またはヒエログリフで、

特徴は神殿とか、石碑とか、お墓とかの色んな場所に

記されている。これでいいですか?」

先生「あぁ、あってるぞ」

そういった先生に僕は心の中で、少し怒っていた。

答えられないとか思ってたくせに、答えた途端に

当然だろ?みたいな雰囲気で声をかけられたからだ。

そのまま僕は結局、寝てしまった。ことに寝たらだめって

言われてたのに。

こととは琴音のニックネームだ。

まぁ、そのまま授業は終わって、給食食べて、家に帰った。

でも、給食中に先輩が挨拶まわりに来た。

頑張ってるなぁなんて思っていると、そこに知り合いが来た。

燈夜「継輔けいすけ兄ちゃん!」

と、声をかけた。

継輔兄ちゃんとは中等部2年の黒神継輔くろがみけいすけのこと。

容姿は、白髪に左目の横の辺りにベージュっぽい茶色

のメッシュが入っている。なんとこの帝並学園、

制服制度が無いだけでなく、髪型も自由なのだ。素晴らしい。

服装は、白いTシャツに黒いゆったりとしたパーカー、

黒いズボンだ。

僕よりは少し濃いけど、ちゃよりは薄い水色の瞳、

ちゃとは悠茶のニックネームだ。

継輔兄ちゃんは僕の親戚だ。

継輔「へぇ、くうはここに入学したんだ。

ここ、結構校則ゆるいもんね。」

先輩がそんな事言っちゃっていいんだ。

実際校則がゆるゆるだから入ったっていうのは

図星なんだけど。

そんなこんなで少し会話をして、別れた。


 * * *


その後、LONEに、恭弥にぃから連絡が来ていた。

[本格的な授業おつかれさま。今週の土曜日、

遊びに行っていい?]

少し考えた、なぜなら僕は今日、

ことにも今週の土曜日遊ぼって

言われてるいるからだ。どっちを優先したもんか。

そうだ、どっちも呼べばいいじゃんか。

そう思い恭弥にぃに

[いいよ。でも、もう1人いるからね]

と送り、ことに

[うん、土曜遊ぼ。でも、もう1人いるからね]

と送った。我ながら完璧な考えである。

ん?待てよ?ことが恭弥にぃを見たら、驚くんじゃないか?

まぁいいや。そんときはそんときだ。

そして、ご飯食べて、寝た。

くう→黑珠燈夜

こと→橘琴音

ちゃ→新谷悠茶

恭弥にぃ→空篠恭弥

継輔兄ちゃん→黒神継輔

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ