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泡沫の。  作者: 惠元美羽
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なな、


つい錯覚してしまう程に、ここには穏やかな空気が流れている。今日も変わらず、空は青い。遠く、どこまでも続く空の色は私の時代と何も変わらない。もしかしたら、私の居た時代までこの空はつながっていたりするのだろうか。


「よく晴れてるね、今日も」

「洗濯物がよく乾くよ」


突然声が降ってくる事にも、もう慣れた。彼は私があまり驚かなくなって楽しくないみたいだけど、いい加減に慣れないと心臓がおかしくなりそうで怖い。

どこからか姿を現して、私の隣りにすとんと座ったところを見ると、どうやら休憩中らしい。しばらくお互いに言葉を発することもなく、ただ空を見上げていた。手に触れた温度。隣りの彼を見れば思いっきり目が合って、それから二人して笑い合った。









言葉が無くても。

(あなたが傍にいるだけで、私はしあわせなのでしょう)



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