表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
泡沫の。  作者: 惠元美羽
27/42

にじゅうなな、


さいしょはぐー、じゃんけんぽん。


「……また私?」


あはは、よろしくねと無邪気に背を押す友人達を恨めしげに見ながら教室を後にする。階段を降りて、目指すは体育館横の自販機コーナー。

ちゃりん、と小銭を入れてボタンを押す。紅茶に緑茶、コーヒーに炭酸飲料。あとは自分の分だけだ。


「あれ?」


かちかちとボタンを何度か押したところで、それが売り切れである事に気付く。


「うそ……最悪だぁ」


楽しみにしていた分の反動でガックリと肩を落とせば、背後から声をかけられる。


「悪い、たしか俺で最後だった……って、え?」


振り向いてみて驚いた。なんとも懐かしい、欠片となった記憶の中で見た顔だった。向こうも驚いているところからして、彼も私の事を覚えているのだろう。


「久しぶり……だね?」

「お、おう」


そう言ったきり固まってしまっている彼の手にあるものを見て、思わずにやける。


「お、お前覚えて……!?」

「……変わってないみたいだね」


可愛いと呟けば、はっと手にしていた物を凝視して顔を真っ赤に染め上げた。


「う、うるせぇよ!やる!」


そう言うやいなや、手にしていた紙パックを私に押し付けて逃げ出した彼にしばらく笑いが止まらなかった。












いちごみるく。

(甘くて美味しい、ぴんく色の定番飲料)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ