主人公と師匠の出会い
主人公が鬼畜な師匠に育てられる話です。よろしくおねがいします。
俺の名前はカレージュという名前だ。高名な魔法使いであるサークレッドに弟子入りしたのは確か10歳のことだったような気がする。
親があまりに貧乏すぎて俺を養うことが出来ず俺は捨てられた。俺は捨てられたことが分からずしばらく呆然としていた。解ったのは2日経っても誰も迎えに来なかったからだった。12月のことである。
あの寒い日のことは今でも忘れられない。餓死と寒さ両方が同時に襲いかかる恐怖は死んだほうがマシだと思えるものだった。もう天国から迎えが来そうな雰囲気だったが来たのは悪魔だった。いや鬼かもしれない。まあ迎えに来たのは結果的には俺の師匠になる人だったが。
「坊主俺の弟子になれ。そうすれば助けてやる」。有無を言わさない態度に辟易する余裕もなく「はい、弟子になります」と言った。いや言わざるを得なかったがそれは悪魔との契約だった。今なら死ぬことを選んだかもしれない。
その魔法使いは呪文を唱えるとたちまち見たこともないようなごちそうそして温かい服が現れた。こうして俺は命が救われた。じゃあ俺はその師匠に感謝するべきだ。
馬鹿言っちゃ行けない。そこからが地獄の始まりだった。まず俺は師匠の家に連れて行かれた。そこで温かいベッドで一晩を過ごした。その次の日から猛特訓の始まりだった。
まず腕立て伏せ500回腹筋300回スクワット500回した後に一間滝に打たれる。それが毎日のルーテイーンだ。その後呪文の詠唱と瞑想がある。瞑想は少しでも集中が切れると途端に恐ろしい魔法が来る
。
一度あったのが全治3ヶ月の怪我をした。そのため集中を持たせなければならなかった。修業はとても長くしなければならなかった。どんどんハードルが上がったがへこたれず無我夢中に励んだ。ふと気がつくと俺は70歳になっていた。
師匠は90歳だった。俺はもうこんな年になってしまったと思ったが不思議と後悔はなかった。いっそ清々しい気持ちだった。厳しい修業に打ち勝ったからだ。
師匠も嬉しそうだった。師匠は「もう儂も思い残すことはない。何もかも伝えられた。ただ最期に言い残すことがある。亅とおっしゃった。俺はなんだろうと思った。しかし師匠はとんでもないことを言った。「お前さんは不老不死じゃよ。儂もいつ言おうかと思ったが言う機会がなくてな。亅俺は思わず叫んた。「師匠!さらっととんでもないことを言うなーー!!!亅その後師匠はなくなった。俺はすごく悲しかった。その後師匠の部屋を掃除した。あまりに乱雑に本が並んでいたので揃えようとするとメモが舞い降りた。そのメモを拾って読むと師匠から私に宛てた手紙だった。「これを読んでいるということは私はもうこの世にはいないということだな。お前にはたいへん辛く厳しくしてしまい申し訳なかった。
お前に一つ言い忘れたことがある。お前は人魚族の種族だ。人魚族は元来長生きの種族だがお前は特にその傾向が強く不老不死であることが解った。さて今は世界が魔に包まれようとしている。つまり魔王の復活である。お前には魔王の復活を防いでもらいたい。まあ無理にとは言わんが。まあ無理ならいい。と書かれてあった。亅
こんなことが書かれてあって引き下がれるほどやわな性格はしてない。師匠の願い叶えてあげようじゃないかと思った。早速俺は旅の準備を整えた。そして魔王復活を防ぐ長く辛くやりがえのある旅が始まったのだった。とりあえず町に行こうと思ったが町まで遠くモンスターの現れる道を通るしかないがザコ敵ならともかく有名なモンスターが現れる話だ。その名はトロルでかくバカ力のあるモンスターだ。
その敵には勝てない。なので師匠からもらったお守りを持っていこう。それなら気づかれないらしい。。トロルはお守りの効果でなんとか突破した。