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59.ひゃっはー強奪タイムだぜぃ

さてスキルと魔術を奪う時間がやってきました!


まずは気になる豚人族だ。

【人化】もしていないうえに武装までしている。

こいつら一体、どういう集まりなんだろう。


俺が奪って有用そうなのは【格闘Lv3】【怪力Lv3】【建築Lv3】【毒耐性Lv3】〈鉄身〉だろう。

逆に【悪食】【悪臭】【毒唾】は持っていないけど欲しくない。

魔術はなし。

レベルも40と高いし、人類の領域にいて堂々と正体を晒している事情を聞きたいものだ。


というわけで、いただきます。

ちなみに【格闘】は自力でレベルを上げたいので、記憶ツリーに移動させた。


お次は鳥人族だ。

人類の街でもなかなか見かけない珍しい種族で、なんでも高地に好んで集落を作って住んでいるらしい。

スキルは【槍Lv3】【軽業Lv1】【姿勢制御Lv2】【高速機動Lv1】【風の恩寵Lv2】が美味しそう。

魔術は〈マナ・ヴェール〉〈ホバリング〉〈ミサイル・プロテクション〉〈ダウンバースト〉だ。


こいつもいただきます。

なお【格闘】同様、【槍】も記憶ツリーに移動させました。


さて次は森人族だ。

こいつは街でも見かけないことはないが、やはり人間族に比べればあまり見かけない部類だ。

スキルは【杖Lv3】【魔力強化Lv2】【魔力節約Lv2】【泰然自若Lv3】〈瞑想〉と魔術師系スキルが豊富でありがたい。

魔術は〈ヒーリング・ウォーター〉〈アイス・ボルト〉〈アイス・ウォール〉〈ブリザード〉〈サイレント・フィールド〉〈サンダー・ボルト〉〈コール・ライトニング〉である。

氷属性と雷属性という中位属性がふたつもあるのは驚きだ。


【杖】と武器術〈瞑想〉はやはり記憶ツリー行きである。


残りは先程ゾンビになって消滅した奴を除いた人間族が4人だ。


まずひとり目は【短剣Lv2】【忍び足Lv3】【聞き耳Lv3】【鍵開けLv3】【気配察知Lv2】という斥候役。

遂に嗅覚に頼らない索敵能力を得られる点で非常に美味しい。


ふたり目は【斧Lv3】【盾Lv3】〈魔防壁〉、〈マナ・ハンド〉〈マテリアル・プロテクション〉というタンク役。

盾の武器術もさることながら、無属性の高難度魔術をピンポイントに習得しているプロ意識の塊のような逸材だ。


3人目は闇属性の魔術師で、〈ポイズン・スプラッシュ〉〈ポイズン・クラウド〉〈ペリッシュ〉〈ギアス〉が有用だ。

森人族の下位互換のようなスキル構成なので、スキル自体には魅力はない。

とはいえ闇属性の魔術師としては最高峰の〈ギアス〉を習得していることから、並みの魔術師ではないので侮れないが。


4人目は【算術Lv3】【目利きLv2】【交渉Lv3】【空間把握Lv2】、〈アポート〉〈ストレージ〉という商人かつ希少な空間魔術師。

スキルと魔術はかなり美味しい。

空間属性は上位属性であり、使える者はかなり希少である。

残念ながら転移系の魔術は未習得にもないが、手荷物を亜空間に仕舞うという〈ストレージ〉は便利すぎるので期待大だ。


というわけで、こいつらからもスキルと魔術を奪う。

武器スキルはやはり記憶ツリーに置き、自力習得を目指す方針に変わりなし。

また【鍵開け】も技術だけではなく知識が必要になる場面が多そうなので、記憶ツリーに移動しておいた。


また〈ストレージ〉は希少かつ有用すぎるので、クーラにも取得させた。

タマが魔術を行使できればタマにも取得させたかったのだが、こればかりはどうにもならない。


さてお次はスキルと魔術の合成だ。

待望の〈ヒール・ウォーター〉持ちが現れたので、〈クリエイト・ポーション〉の派生魔術がようやく作れる。


〈クリエイト・ポーション〉と〈キュア・ポイズン〉から〈クリエイト・アンチドーテ〉という魔術が生成された。

この魔術では解毒ポーションを作り出すことができるようだ。


消費した〈ヒーリング・ライト〉〈キュア・ポイズン〉をクーラからもらい、森人族から〈ヒーリング・ウォーター〉を再び奪っておく。


次に〈スリープ〉と〈ポイズン・クラウド〉から〈スリープ・クラウド〉を生成する。

一定範囲に催眠ガスを撒き散らす凶悪な魔術だが、味方も巻き込みかねないので扱いが難しい。

とはいえ〈ポイズン・クラウド〉の供給元がいるうちに作っておいた方がいいだろう。


【魔力強化】と【魔力節約】をレベル5にすると、【魔力操作】と合体させて【魔力の極意】というスキルを得ることができた。

強化・節約・操作はひとつのスキルとしてまとまることで相乗効果を生み、それぞれがスキルレベル6~7相当の効果を発揮してくれる。


魔術のカスタマイズもしたいところだが、さすがにこの連中がいつ目を覚ますかわからない状態ではやりたくない。


というかクーラが焦れている。

外で見張りをしているタマにも悪いので、そろそろこいつらが何者なのか、尋問によって明らかにしよう。


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