おかえり
time travelers ~それは僕たちの軌跡~としてはこの話で完結になります。
次話からは、番外編になります。
「おい!翔!!かーけーる!」
翔を闇から起こしたのは永遠であった。
「ん・・・あぁ。」
横たわっていた翔は起き上がりながら3人の話を聞いた。
「お前遅かったなぁ。みんな帰ってくるのはやかったぞ。」
「ねぇ、翔はどこへ行ってたの?」
「私たちはみんな過去で、翔はどうでしたか?」
見慣れた光景、見慣れた仲間の姿を見て内心ほっとしながら翔は質問に答えた。
「・・・未来だよ。」
「本当?私は何してた?保育士やってた?」
「オレは?・・・総理大臣とか・・・なんつって。」
「私は公務員がいいです。」
未来に行ったという翔の言葉で、永遠たちは我先にと質問をしたその言葉に笑みを浮かべながら翔は言った。
「言わねえよ。・・・・・・なあお前ら。」
「ん?」
「何?」
「どうしました?」
翔はゆっくり、未来の自分を思い描きながら言った。
「未来のオレを頼むな。」
「・・・なに、言ってるの?」
「冗談言うなよなー!」
「まったくですよ」
この光景を見て、翔は安心して笑った。
「では、そろそろ、帰りますか?」
「そうだな。・・・てか、それより未来のオレ、本当に何してたんだ?」
「総理大臣とか、あんた何様のつもりなの?w」
「ばっか、冗談だよ、俺過去の自分に会ったんだけど、そいつに・・・。」
誤字等ありましたら、申し訳ありません。