09 テンプレ的な進級試験
設定を忘れて、矛盾してる所が多々あると思いますが、生暖かい目で見守るか、感想で言って来てください。お願いします。3/11 ランク金という事もあるので、サガラに固有スキルを追加しました。
フギ峠に着くと、すぐにワイバーンにあった。
「そいつを倒したら試験合格だ。気を引き締めていけ。危険になったら助けてやる」
「いきます」
俺はゴブリン討伐から、何回もクエストを受け少しだけだが、手加減できるようになっていた。だが、勝負は一瞬でかたがついた。
「よっと」
パンッ
普通は生き物から鳴らない破裂音とともに、ワイバーンは体の半分がなくなっていた。
「なっ!?」
サガラさんは顎を外すほど驚き、金魚みたいに口をパクパクさせていた。
「お前、今何した!?」
「えっ?何したって......走って、殴っただけですよ?」
「殴ってあんなんなる訳ないだろ!」
「でも、実際ああなってますし、お寿司」
「よーしわかった、お前は人間じゃないんだな。ん?お寿司?」
「お寿司はいいとして、ちゃんとしてるかは分からないですけど、俺は人間ですよ!!多分...人によっては......」
「自信を持って、ちゃんとしてるっていえよ!!人間かどうかなんて、このさいどうでもいい......これはギルマスに報告しなければならないな?」
「報告はいいですけど、進級試験は合格ですか?」
「合格は合格なんだが......」
「合格なんだが、なにですか?」
「すぐに白金の進級試験を受けてもらうことになるかもしれん」
「そうですか、白金の試験を受けれるようになるんですか。うんうん、白金の...ってえぇぇぇ!!確か白金は約10日かかるクエストを、20回以上受けないと、受けれないんじゃなかったですか?」
ちなみに、銀は魔物の大進行などで、大きな功績を残した人がなれるそうだ。
「大丈夫だ。俺はあのギルドで唯一の金で、ギルマスと仲がいいから、ギルマスに俺がかけ合えば、多分受けれるようになるだろう」
ギルマスはもと白金で、白金の進級試験はギルマスが行っているそうだ。今まで一回も受けにきた人はいないそうだが。
「そ、そうなんですか。それじゃあお願いします」
ランクが上がったら特典がつくので、上がるなら上げたい。
「とりあえず帰るか」
そう思えば、サガラさんのステータスまだ見てなかったな、見てみるか。
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サガラ 35歳 職業:冒険者 lv.34
体力 :320/320
魔量 :130/130
力 :101
耐久 :89
素早さ:72
魔力 :55
運 :63
〈神級スキル〉
〈固有スキル〉
・不屈の精神
〈上級スキル〉
・生命力強化
・自然回復力増加
・身体強化魔法
〈一般スキル〉
・生活魔法
・農業lv.2
・身体能力増加lv.4
・危険察知lv4
・探索lv.3
・剣術lv.4
・格闘術lv.3
〈称号〉
・ランク金の冒険者
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やっぱり、ランク金の冒険者は強いな、盗賊と比べるまでもないな。帰ったらギルマスも鑑定してみるか。
いつも読んでいただきありがとうございます。