15 スキル創り
ここでサブタイトル通りスキル創ります。
まずはメニューウィンドウを開き、最後にある項目《設定》を選ぶ。
・ステータス変更
・スキル変更
・スキル創作(制限あり)
の3項目が出てくる。そしてスキル創り(制限あり)を選ぶと、半透明のパソコンのキーボードが出てきた。俺は怪我にあったスキルの内容を考え、文章を書く。
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設定:スキル創作(制限あり)
(触った者の体力、怪我、欠陥を完全に治す 発動:任意)
完成スキル名:完全治療〈パーフェクトヒール〉
今のpt:10
↓
残りpt:5
完了/中止
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スキルを創るのに5pt、改変に3pt、必要なことは前から確認していたが、ptはどうやったら手に入るかも分からない。貯めておく必要も今はないし、躊躇わずに完了をおした。
数秒たってから完了の報告がきた。
[スキル創作が完了しました。
神級スキル“完全治療”を取得しますか?
YES/NO ]
もちろんYESをおす。
ピコーん:完全治療を取得しました。
自分のせいなような気がして、罪悪感がしていたし、これで治療が出来る。
「その怪我見せてみて」
怪我した少女は半泣きになりながら、怪我した部分を見せた。
「ちょっと痛むかもしれないけど、我慢してね」
俺はそう言って、少女の怪我の部分を触りながら、完全治療を発動させた。すると少女は体全体から発光しだした。直ぐに光は出なくなり、足の怪我も綺麗サッパリ無くなっていた。
「よし、これでもう大丈夫」
「「ありがとうお兄ちゃん」」
少女たちはお礼を言って、どっかに言ってしまった。あまりにもメイドの気配がないので、横を見てみるとメイドは固まっていた。
「おーい、メイドさん起きてますかー?」
返事がないただのメイドのようだ。そうじゃなくて、本当に反応が無いので、強く揺さぶってみる。
「はっ!すみません...骨折が直ぐに治るなんて、昔に召喚された勇者達が使えたと言われる“メガヒール”か“エクストラヒール”くらいですから」
ヒールに階級があり、下から順に
・プチヒール:擦り傷が治る
・ヒール:軽い傷が治る
・ハイヒール:傷が治る
・メガヒール:骨折が治る
・エクストラヒール:重症が治る
だそうだ。凄腕の宮廷魔導師でも、メガヒールがやっとだそうだ。そのメガヒールも何日もかけ、死力を尽くしてなのだそうだ。たった今、俺は伝説級の存在になってしまったらしい。そんな話をしていると気になる話が耳に入ってきた。
「王都で勇者が召喚されたらしいぞ」
「まじか!?」
「ニホンと言う国から来たんだってよ。因みに勇者はイケメンだってよ」
「ちっ、リア充か...爆ぜろ」
「だよな~お前もリア充爆ぜろって思うよな~」
「あっ、そういえばこの前さ......」
勇者召喚か...会いに行ったほうがいいか。信也かもしれないし、信也じゃなくても同士だからな。
俺は宿に戻ると、着替えずベッドに倒れこみ、死んだように眠った。
弱すぎるスキルって?主人公の知能が足らないと言うことでお願いします。