表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒーローごっこをしていただけなのに、気付いたらカルト教祖になっていました。  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/62

55話 仮面種のウザさ。


 55話 仮面種のウザさ。


 ツラツラと仕事をこなす彼女。

 栄えあるゼノリカの天下、

 隠密機関『百済』を染める闇人形の一人、

 コードネーム『インフラレッド003(IR3)』。


 彼女の存在値は『1京1785兆6300億3998万1006』。

 『存在値1000ちょっとの雑魚』では、どうあがいても太刀打ちできない雲の上のスナイパー。


「……『尊きセン様が守ってくれたこの世界』を『穢す可能性がある者』は……誰であろうと、なんであろうと許さない」


 静かな声音で、ボソっとそうつぶやく。

 かつて、IR3も、センエースに救われたことがある。

 センエースのためなら、いつでも命を捨てる……それが彼女の覚悟。


「……ん?」


 そこで、『IR3』は気づく。

 先ほど木っ端みじんに吹っ飛ばしたユズの肉体が、再生し始めているコトに。


「……ちっ」


 小さく舌打ちしてから、IR3は、『完全に再生する前に吹っ飛ばそう』と、


「闇王散弾ランク3000」


 引き金を引くと同時、散弾型の凶悪魔法が炸裂。

 再生しかけていたユズの肉体がまた跡形もなく吹っ飛んだ。

 ……が、すぐにまた……


「ちっ……まさか、『適切な手順で殺さないと無限に復活するタイプ』か。……仮面種モンスターらしい、鬱陶しい特質じゃないかっ」


 IR3は、仮面種モンスターの特性に関してシッカリと勉強したことがある。

 それに、長年の経験から、この手の厄介事には慣れている。

 だから、『何が何だか分からずに困惑する』ということはなく、即時、


「要請。エマージェンシー。上層部の支援を請う。対象Pの存在値はあくまでも現世レベルだが、『仮面種モンスター特有の異常性』を『明確な脅威』と断定。『自身を生贄に上位タイプを召喚する可能性』も踏まえ、対象Pの危険度は『Bマイナス』と判定。繰り返す。エマージェンシー。上層部の支援を請う――」


 要請を出しつつ、アイテムボックスに『スナイパータイプの銃』をしまい込み、マシンガンタイプを二丁取り出し、両手に構えると、そのまま、


「闇連双弾ランク7000」


 ババババババババ、と二丁のマシンガンで連射して、ユズの復活を邪魔していく。

 ユズの肉体は、『なんとか復活しよう』と、ずっとうごめいている。

 が、IR3の連射が凄すぎて、まったく再生が追い付かない。


 ……と、そこで、IR3は気づく。


「ん? なんだ? っ?! 存在値が上がっている?! ――報告! 対象Pの現・存在値1900! ほんの数秒で、300近く上昇! 異常事態! ――推測! ゴッドポイントを獲得している可能性あり! 神種は芽吹いていないはずだが……状況不明! 特異なスペシャルによる超強化の可能性大! 危険度修正……『SSSプラス』と判定。装備を変更する」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
報告、推測、修正。この淡々としたプロの仕事の中に、セン様への熱い忠誠心が隠れているのが最高です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ