19話:動き出す黒い影 5章:夕影騒動編
19話:動き出す黒い影
5章:夕影騒動編
「計測不可とか言ってたか……? そんな事って有り得るのか?」
「さぁ? 私は今まで見た事ないけど……」
どうやら周りにも聞こえていたのか俺の計測結果が話題になっている。
ルミ「適正職業もステータスも不明なんて聞いたことがないですよ。 これは一体……」
こんな事は今迄になかったのかルミが慌てている。
ゲン「リオの覚えているスキルを見るに適正職業はアリスと同じく勇者と盗賊かと思っていたんだが……エラーとはどういうことだ?」
カイ「その機械ヨルマが作ったんだし故障なんてことはないだろうし……うーんなんでだろう?」
みんなも理由が分からずに頭を抱える。
というか俺が1番疑問だ。
俺はイェワンの勇者なんじゃないのか? 先代の勇者と同じくオールラウンダーっていう特殊スキルを持っている訳だし。
ルミ「うーん……壊れているわけでもなさそ……って、えぇ!? な、なんで…… 」
アリス「! カードが……」
ルミとアリスの驚く声に振り返ると何故かもうステータスカードが出てきていた。
ルミ「カードは私が直接操作しないと出てこないはずなのに……」
影「……」
リオ「ん……? しかもこれ名前と年齢しか書いてないぞ」
ゲン「何? ……本当だな。 職業やステータスが記載されていないな」
ゲンのステータスカードと俺のステータスカードを見比べてみるが、ゲンのカードにはある適正職業やスキル欄などが俺のカードには無い。
「おいおい今日はどうなってんだ? アイツら一体何者だ?」
「さぁ……でもアリス様の連れってことはボディガードなんじゃないの? セイクリッド・プリーストにダークウィザードがいるんだし。 あの小さい男はよく知らんけど」
小さい男とかいうなゴラ
ルミ「うぅん……ここの最高責任者は私ですし……よし、リオさん。 カードを私に渡してください」
リオ「え? あ、はい」
ルミに言われた通り俺はカードを渡す。
ルミ「ひとまずこれで……よし。 はい、どうぞリオさん」
ルミからカードを受け取るとそこには手書きで『適正職業:冒険者』とだけ書いてあった。
リオ「えっ……何冒険者って」
ルミ「冒険者はウィザードやプリーストのような職業に属さないフリー職業ですね。 ここからレベルを上げて色んな上級職になったりするんですよ」
リオ「ふ、フリー職業……」
おいおい嘘だろ? 俺一応勇者だよな? なんでこんなことになってんだ……
リオ「はぁ……俺勇者なのになんでこんなことに……」
ゲン「なんか散々だなリオ……まぁ元気出せ。 この機械作ったのはヨルマだと言っていたし後で聞いてみようじゃないか」
カイ「そ、そうだよ! きっとヨルマなら理由を知ってるよ!」
アリス「リオの力は特殊だからね。 きっとそれにエラーを起こしたんだよ!」
俺が落胆しているのを見てみんなが励ましてくれる。
リオ「まぁそうだな。 てか他にも空欄あるけどこれで夕影って入れるんすか?」
ルミ「こんな事過去に1度もなかったので絶対とは言えませんが……名前と年齢は書いてある訳ですしきっと大丈夫です!」
きっとなんだ……本当に大丈夫なのか?
ルミ「あ……リオさん、コレも持っておいて下さい」
リオ「ん? なんすかこれ?」
ルミから貰ったものは何かの機械? ボタン?のようだ。
ルミ「それは夕影で何かあった時助けになる物です。 まぁ私の証明みたいなものですね」
リオ「証明……?」
まぁよく分からないが本人がそう言うなら大丈夫なんだろう。
一応ここの最高責任者らしいし。
アリス「とりあえず全員のカードは貰えたしこれで終わりでいいのかな?」
ルミ「あ、まだあと1つやる事があるんです。 お手数をお掛けしますが皆さんのカードを私に渡して貰えますか?」
ルミに言われた通り俺達は受け取ったステータスカードを渡す。
するとルミはそのカードを何やらもう1つの機械に読み込ませている。
カイ「あれは何をやってるの?」
影「あれかい? あれは君達の情報を夕影守護隊に正式登録してるんだよ。 これで君達も立派な夕影守護隊員になったって訳だ」
ゲン「なるほど……ちなみに俺らは夕影に入国したいが為にステータスカードを作りに来たんだが夕影守護隊に入隊させられるのは強制なのか?」
影「強制ではないよ。 ただ君達は勇者一行だから入っておいた方がお得だよ。 任務を受ければお金が貰えるし階級が上がれば貰えるお金の額も増える。 ここにいるみんなはそうして生計を立ててるんだよ」
リオ「フィーニス王が言ってた通りだ。 でも階級ってのはなんだ? 昇給みたいなもんなの?」
影「夕影守護隊には階級があってね……って、この話はルミにしてもらった方が良さそうだね」
ルミ「お待たせしました。これにて登録はおしまいです!」
影がそこまで言いかけると登録作業の終わったルミから声をかけられる。
影「ルミ、どうやらみんなは夕影に入国したくてステータスカードを作りに来たらしいから夕影守護隊の制度について詳しく知らないらしいんだ。 教えてやってよ」
ルミ「あ、そうでしたか。 それでは説明しますね」
するとルミは色んな事が書いてある紙を取りだし説明を始める。
ルミ「まず夕影守護隊は数年前から発生していた魔物や人々の凶暴化から街を守る為に設立された治安維持隊でした。 なので元々はセキエイタウンにしかなかった組織だったんですが年々とセキエイタウンだけでなくフィーニスタウンやイェワンタウン等の他国でも魔物の凶暴化が目立つようになりました」
確かにイェワンタウン付近で凶暴化する魔物を見るようになったのは最近の事だ。
ルミ「そこでフィーニスやイェワンタウン等他国から『セキエイタウンにて活躍している夕影守護隊をどうか我が国にも派遣を……』という話が来たらしく、その件を将軍様や元帥様が話し合いを重ねた結果他国にも夕影守護隊を派遣するという流れになったのです」
アリス「お父様が夕影にフィーニスタウンの治安維持を図る為の策を頼んだって言ってたのはこれの事だったんだ……」
ゲン「ということはイェワンタウンの王も頼んでいたってことなのか? 俺達が旅に出るまでそんな雰囲気はなかったが……」
影「イェワンタウンは夕影とは結構距離が離れているからきっとまだ間に合ってないんだよ。 イェワンタウンは今はまだ交易くらいじゃないかな? フィーニスタウンに夕影守護隊本部が設立されたのも数ヶ月前の事だしね」
ルミ「きっとそうですね。 それに夕影守護隊が世界的に有名になったのも最近の事です。 設立当初色んな人達が無償で協力してくれたお陰で今では身分証明書であるステータスカードの無償配布や討伐報酬の配布等が出来るようになりましたから。 本当に…変わりましたよ……」
ルミはそう言いながらどこか遠い目をしている。
きっとこの人も苦労してるんだろうな……
ルミ「おっと、感傷に浸ってしまいました……失礼しました、話を戻しますね。 どこまで話しましたっけ?」
リオ「夕影守護隊の生い立ちについてまで聞いたな。 それより俺はさっき影の言ってた階級について知りたいんだけど」
ルミ「あぁ階級ですか。 階級というのは1年ほど前から実装された制度で、1級から7級まであるのですが所属する級によって受けれる依頼が変わり、貰える金額が多くなったり、依頼の難易度が上がったりします。 皆さんは今入隊したばかりなので7級からスタートですね」
カイ「へぇ〜そんな制度があるんだ。 じゃあ私達は7級だから7級向けのクエストが受けられるって事?」
ルミ「そういう事です。 そうして数々の依頼をクリアしていくと昇級出来るって感じです」
なるほど……なんだかゲームみたいだな。
ルミ「説明は以上です。 まだ他に聞きたいことはありますか?」
ゲン「俺はもう特にないな。 みんなは?」
リオ「いや、もうないな」
みんなも特に質問は無いらしく首を横に振る。
ルミ「それではこれで登録は完了です。 では皆さん気をつけて夕影に行ってくださいね!」
リオ「うす! じゃあ帰ろ……」
ゲン「おい待て待て待て! まだもう1個やる事があるだろ」
リオ「?」
もう登録が終わったと言われたので帰ろうとしたが……はて、やる事? もうステータスカードも作ったしもうやる事なんて……
アリス「ルミさん、実は報告したいことがあってここに来たんですよ」
ルミ「報告…? なんでしょうか?」
アリス「実は数日前にここにいるみんなと私の付き添い人と共にディストピア・クインテットのソルベと名乗る魔王軍の幹部を討伐しまして……」
ルミ「そ、ソルベ!? 今ソルベを討伐と言いましたか!?」
アリス「えっ……あ、うん」
影「……」
「あ、アリス様今なんて言ってた……!? ソルベを討伐って聞こえたんだけど」
「ソルベを…討伐!?」
ルミのソルベを討伐というセリフに周りも反応し、驚きの声を上げている。
そういやそれを報告しに来てたんだったな。
アリス「あ、でも口で言っても証拠がないよね……実は今ソルベを生け捕りにしてフィーニス城の地下牢に閉じ込めてるんですけど実際に見てもらった方が……」
ルミ「いえいえ! そんな事しなくても大丈夫です! ステータスカードには直近で倒したモンスターを記録する機能があるのでそれを見れば書いてあるはずですので……」
リオ「んぇ? そうなん?」
ルミ「はい。 カードの右下をタッチして頂くと表示されるはずです」
アリス「どれどれ……」
ルミにいわれた通りカードの右下をタッチすると討伐リストのようなものが出てきてそこには『ソルベ』と表記されている。
一体これどういう仕組みなんだよ。
ルミ「ほ、本当ですね……ありがとうございます皆様! 実は最近ソルベの腐敗の呪いによる被害者が出ておりましてソルベに討伐依頼がかかって懸賞金が出ていたんですよ」
ゲン「フィーニス王の言ってた事はどうやら本当だったようだな……それでその懸賞金ってのはどのくらいなんだ?」
ルミ「えーっとですね……ソルベの懸賞金は1000万円ですね」
「「「「「いっ!?!?」」」」」
驚愕の金額に思わず俺達は声を上げる。
き、聞き間違えじゃないよな……1000万円……う、嘘だろ?
「い、1000万円……? おい、今1000万円とか言ってなかったか?」
「あぁ……そう聞こえたな」
野次馬達も聞こえていたのかそんな事を話している。
ルミ「それでは今持ってきますね」
リオ「えっ、持ってきますね……だって……?」
ルミはそう言うと受付の後ろにある扉に入っていく。
リオ「……なぁ、1000万円って言った?」
カイ「うん、言ってたね」
リオ「今持ってきますねって言った?」
アリス「い、言ってたね……ってうわぁ!? な、何すんのさ!」
リオ「おいアリスすげぇぞ! 俺達金持ちになっちまったよ!」
俺は喜びのあまりアリスの両肩を掴み激しく揺らす。
だって1000万円だぞ!? 今まで5万の船代を得るためにちまちま小銭を稼いでたって言うのに……1000万円だぞ!? そんなのもう一生働かなくていいレベルじゃないか!
リオ「いや〜これで俺達も大金持ち、一般階級ではなくなったと言う訳だ。 ふふふ……これで念願の夢だった毎晩ジュースを飲んでお菓子を食えるぞ!」
ゲン「1000万円にしてはちっちぇ夢だな……それに盛り上がってる所悪いが1000万円を丸々使えるわけじゃないぞ?」
リオ「…………えっ?」
ゲン「そもそも俺達はフィーニス王のお陰で無償で泊まらせてもらい飯まで貰ってるんだ。 それでいてソルベ討伐にはアリスが勇者の力を覚醒した事で善戦し勝つことが出来たんだ。 この1000万円はソルベの被害にあったフィーニスタウンの復興金に当てるべきだと俺は思うぞ」
俺がガッツポーズをしているとゲンがそんな正論パンチをしてくる。
アリス「そ、そんな事考えてくれてたんだ……別に大丈夫だよ? 1000万円もある訳だしみんな使って貰っても」
カイ「でもゲンの言う通りフィーニス王とアリスにはお世話になったしね。 この1000万円の使い道はアリスとフィーニス王が決めた方がいいんじゃないかな?」
アリス「カイ……ゲン……」
カイとゲンのセリフにアリスは感動した様子で涙ぐむ。
……えっ、ちょっと待て。 これだと俺がめっちゃ金好きなクズみたいになってるんだが
アリス「……ありがとうみんな。 でもみんなの協力なくしてソルベは倒せなかったからやっぱりこのお金はみんなで使うべきだよ」
ゲン「そうか。 まぁアリスがそう言うならそれでいいが」
ルミ「お待たせしました。 こちらが懸賞金の1000万円になります」
リオ「おぉぉぉ…ぉぉ……なんだこのちっさい袋。 こん中に本当に1000万円も入ってんの?」
ルミが持ってきたのは鞄ほどの大きさの袋。
1000万円がこの中に入ってるとはとても思えないほどの大きさだ。
ルミ「これはフィーニスタウンにある魔道具店のヨルマという人の商品なんです。 見た目はちょっとした袋ですが袋に入る大きさであれば幾らでも収納可能というとても便利な商品なんですよ!」
ま〜たアイツの商品かよ。
カイ「へぇ〜……本当だ! 中みたらめっちゃお金入ってるよ!」
カイの言う通り中を覗いてみると札束が大量に入っている。
相変わらずどういう原理なんだよこれは……
ルミ「では懸賞金も渡してステータスカードを渡した事ですしこれにて私の役目は以上ですね。 それでは皆さんまた何かあれば会いましょう!」
アリス「色々ありがとうございました!」
リオ「あざしたルミ!」
ゲン「ルミさんだろ。 すみません、色々世話になりました」
ルミから懸賞金の入った袋を受け取り、俺達は礼を言ってこの場を離れる。
ルミ「……で、一体なんの用でフィーニスまで来たの? 影」
影「…もう分かってるでしょルミ? リーダーから頼まれて偵察に来たの」
ルミ「それで平然を装って一緒にいるってこと? まぁよくやるよね……ほら、これが欲しかったんでしょ」
影「まだ何も言ってないのにわざわざ紙にまとめてくれたんだ。 気が利くね」
ルミ「長い付き合いだし分かるよ。 ただあのリオって子は本当に何も情報が得られなかった」
影「まぁ想定内だから大丈夫だよ。 後でヨルマに聞いてみるから」
ルミ「私もその方が早いと思う。 というか……いつまでもここにいていいの影? なんかあの子達あそこでもみくちゃにされてるけど」
影「……えっ?」
「アリス王女! ソルベを倒したという話は本当ですか!?」
「まさかソルベを倒してるなんて……さすがですアリス様!」
「アリス様が勇者というのは本当ですか!? それに後ろの方もダークウィザードやセイクリッド・プリーストだと聞こえましたが」
ルミに感謝を言い城へ帰ろうとした所、ずっと周りで俺達の会話を盗み聞きしていた野次馬達にもみくちゃにされている。
アリス「え、えぇっと……」
「もしかしてゲンさんじゃないですか!? いやぁ〜久しぶりですね!」
ゲン「あ、あぁ……悪いが今急いでて……」
「あなたがセイクリッド・プリースト……! な、なぁどうだ! うちのパーティで1回クエストを受けに行かないか? 結構高難易度なんだけどセイクリッド・プリーストなら大丈夫だよ!」
カイ「え〜っと……私にはもうパーティがいるから……」
みんな色んな人達に質問攻めに会いどうやら困っているようだ。
ちなみに俺はと言うと……
「ん…? おい、なんだアイツ? あの3人の仲間か?」
「確か計測不能って出てたやつだよ。 まぁなんか袋持ってるし荷物持ちかなんかじゃね?」
「あぁ、それもそうか。 きっとアリス王女の護衛かなんかだろう」
……と、言われたい放題である。
リオ「全く…なめやがって……テメェらなんか俺が本気出せばボッコボコ……には出来ないかもしれないけど痛い目に合わせるくらいは…」
ゲン「お、おいリオ! 助けてくれ!」
俺の事を小馬鹿にしたやつに一泡吹かせてやろうと考えていると大勢の人集りに囲まれたゲンが俺に助けを求めてくる。
リオ「はぁ……俺の周りにゃ誰も来ねぇってのに。 はーい皆さんどいてどいて、アリス様が困ってるでしょ」
人集りに押し潰されそうになりながらも俺はみんなの所へ割って入り人集りを追い払う。
影「そーそー! 彼の言う通りだ。 王女様がお困りだろう?」
すると今の今まで姿の見えなかった影も割って入ってきてくれた。
アリス「ご、ごめんね皆さん。 私ちょっと今急いでいるから話はまた今度の機会に……」
「アリス様が言うなら仕方がないか」
「そうだな。 ほらみんな! アリス様がお困りだ解散解散!」
影のおかげもあってアリス達を囲んでいた野次馬達は散っていく。
アリス「ふぅ……また助けられちゃったね影」
影「良いってことさ。 それよりも君達夕影に行くんだろう? 夕影行きの船に乗るなら今日は夕方が最後だから急いだ方がいいんじゃないかな?」
リオ「えっそうなの!? おいみんな! 急がないと出発が明日になっちまうぞ!」
アリス「ちょ、リオ落ち着いて。 とりあえず城に帰ってお父様に報告しないとでしょ?」
ゲン「アリスの言う通りだ。 それに出発するにしても準備しなきゃ行けないしな」
リオ「えぇ〜。 俺今日にはもう行きたかったのに」
カイ「とりあえず城に戻らなきゃね。 それじゃありがとう影! 色々と助かったよ!」
影「礼なんていいさ。 私はただ案内をしてあげただけだしね」
リオ「えっ? もうお別れ?」
ゲン「当たり前だろう。 影はわざわざ困ってる俺達に親切にしてくれただけなんだから。 影にも用事があるんだろ」
なんか当たり前のようにいたから忘れてたけどそういや別に影は仲間って訳じゃなかったな。
リオ「でもせっかく仲良くなったのに…ちょっと残念だな……」
影「ちょっとの間しか一緒にいなかったのにそう思ってくれてたのかい? それは嬉しいね。 じゃあこれをあげるよ」
俺が残念がっていると影は小さい紙を俺に渡してくる。
リオ「なんだこれ? 『新月影探偵事務所』?」
影「言っただろ? 私は探偵をやってるんだ。 君達も夕影に行くらしいからね、事務所はセキエイタウンにあるから何か困った事があれば紙に書いてある場所に来るといいさ」
ゲン「ふむ……まぁセキエイタウンに行って困った事があればまた尋ねるとするよ」
影「是非そうしてくれるとうれしいよ」
アリス「それじゃそろそろ戻るよ。 じゃ、また機会があれば!」
影「無事夕影に行ける事を祈っているよ!」
手を振る影に別れを告げて俺達はステータスカードと1000万円を持ちフィーニス城へと帰った。
影「……ふぅ、演技をするのも楽じゃないね。 さてと、予定通りヨルマの所へ行かないと…」
To Be Continued→5章:20話




