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ダンジョンで借金を返済することになった男の物語  作者: 光晴さん
チームでのダンジョン探索

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第87話 魔道具屋で買い物




高橋健太の提案で、俺たちは今ダンジョン町にある魔道具屋に来ている。

相変わらず、店内の商品の置き方がドン・〇ホーテに似ていてある意味親近感がわいてしまう。


「いらっしゃいませ~」


さて、店員の気の抜けた挨拶を聞いたところで、まずは消費していたポーションなどを購入していく。

今日は色々見て回るつもりなので、店の入り口に置いてある蔦で編まれた籠を手にし店内を見て回ることにした。



「えっと、体力回復ポーションと治癒ポーション……」

「う~ん、体力回復ポーションはすぐ無くなるっスよね」

「探索者は歩いてなんぼなとこ、あるからな。

ダンジョン内をくまなく歩くなら、この体力回復ポーションは必須やで」


そう高橋健太に言われて、俺たちはいつもの倍購入しておく。



「高橋さん、これって……」

「網やな。せやけど、何でこんなものがあるんや?」

「あれ?知らないのか?

魔物の中には、生け捕りで捕まえる魔物もいるそうで網が売ってあるんだぜ」


「伊藤さん、物知りっスね~」

「特に、ドラゴン系の卵は高額で取引されるらしいぞ」

「へぇ~、その情報、アンジェラさんから聞いたのか?」


「ああ、ダンジョンの外のこととか教えてくれるんだよ~」


魔道具屋に網っておかしな物が置いてあるなと思って、リーダーの高橋健太に聞くと伊藤拓也が恋人であるアンジェラさん情報を披露してくれる。

伊藤拓也は、この世界に残る気満々だな……。



「お、これ無限鞄のポシェットタイプか……」

「どうしたん?無限鞄なんて、珍しくないやろ?」


俺が、いろいろなタイプの無限鞄が並べられているコーナーで立ち止まったのが不思議だったのか、高橋健太が話しかけてきた。


「いや、腰に付けている弾倉を入れるポシェットなんですけど、もう少し入らないかなと思いましてね」

「何や、容量が足りんのか?」


「ええ、持っている魔導銃も多いですし、予備の弾倉や薬莢を入れるとパンパンなんですよ」

「そら、買い替えたほうがええんちゃう?

……ホンマいろんな種類あんな。俺も選ぼうかな……」


こうして、俺たちは予備の弾倉や薬莢を入れる腰のポシェットを新調することにした。大きさはそう変わらないけど、入る容量が違う。

もちろん、その分値段も高くなっているのだが……。



「ここは、キャンプ用品の棚かな……」

「たぶん、野営するときに使う物なんじゃないっスか?

受付のお姉さんの話だと、冒険者がいるそうっスから商隊の護衛とか旅のお供にって感じっスよ」


俺たち、ずっとダンジョンの中にいるから外の世界のことを知らないんだよな。

どんなことが起きてて、どんな世界が広がっているのかとか……。


ここはダンジョン一階層のダンジョン町だし、ダンジョンの外へ出るための道具類も置いてあって当たり前か……。



「本田さん!見てください、これっスよ、これ!」


店内を見ていた長谷川大輝が、いきなり大きな声で俺を呼んで足元にあるものを見せる。そこには、円筒形の高さ五十センチほどの物があった。


「……ごみ箱か?」

「違うっスよ!これ、魔力補給ボックスっス。

ほら、俺たちも講習会でもらったじゃないっスか」


ああ、魔導銃の弾倉の魔力回復のために使っている魔力補充ボックスか。

寝る前に、使って空になった弾倉を入れておけば朝起きるころには満タン補充できているってやつだ。


これは、その円筒形バージョンか。


「これ、全部そうなんか?」

「ほぇ~」


高橋健太と伊藤拓也が驚くのも無理はない。

何せ棚いっぱいに、魔力補充ボックスのいろいろな形をした物が並べられてあった。中にはおしゃれな物もあり、単品補充の物もあった。


「どうっスか?そろそろ、自分だけの補充ボックスを持っていた方がよくないっスか?」


……確かに、今も最初にもらった補充ボックスを使っているしな。

そろそろ、自分たちで購入した補充ボックスを使い始めてもいいかもしれない。


「……そうだな、そろそろ講習会でもらった物から卒業するのもいいかもな」

「せや、いつまでももらいもん使うわけにはいかんわ」

「どれがいいかな……」


こうして、俺たちは自分自身の魔力補充ボックスを購入することにした。

高橋健太は、一メートルの高さのある黄色い補充ボックスを選び、伊藤拓也は、薄い緑の四角い補充ボックスを選んだ。高さは五十センチほど。


長谷川大輝は、青いスーツケースのような形の補充ボックスだ。

で、俺は白い円筒形の補充ボックスを選んだ。



「ここは、携帯食料のコーナーやな」

「ですね。でも、ダンジョン町にしては結構いろんなものがありますね……」


次に見つけたのが携帯食の売り場だ。

旅をするにも、ダンジョン探索するにもお腹は必ず空く。

だが、食事をするとなれば料理をして用意しなければならず、歩きながら食べることはできない。


そこで、オヤツ感覚であるのが携帯食だ。


「アメちゃんに、クッキーにビスケット。まさにお菓子や。

で、これを食べながら歩いたり探索をしたりするわけやな……」

「どこから仕入れているのか分からないっスけど、ここにあるほとんどの物が日本のお菓子っスよ」


長谷川大輝の指摘通り、並んでいるお菓子は九割近く日本のお菓子だった。

……ホント、どこで仕入れたんだろ?



前回、前々回にはわからなかった、携帯食の売り場も発見したし、カゴの中の物を精算して、次は魔導銃専門の武器屋へ行こうか。


入り口近くのカウンターにもっていき、そこですべての精算をしてもらう。


「……魔力補充ボックスって、結構な値段するんだな」


俺の買った魔力補充ボックスの値段は、金貨三十四枚。

他のみんなも、大体その位の値段だった。


まあそれでも、今俺が持っている全財産にとってはあまり痛い出費ではなかった。

さ、次は武器屋へ……。







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― 新着の感想 ―
[一言] 円筒形だと入れられる容量が少なそう。 一番邪魔になりにくそうではあるが。
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