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ダンジョンで借金を返済することになった男の物語  作者: 光晴さん
チームでのダンジョン探索

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59/201

第59話 チーム登録




俺の妹の楓を問い詰めていると、今使っている会議室のドアがノックされた。


―――――――コンコン。


「はい、どうぞ~」

「失礼します」


ノックに反応したのは、ドアの近くの席に座っていたジャスミンさんだ。

そして、その声を聞いて探索者ギルドの受付嬢の一人が入ってくる。銀色の髪を右側にまとめた、まだ若い女性だ。


「あら、シアちゃん。どうしたの?」

「パーティー編成の手続きに来ました。二つのパーティーが合同で活動するとか?」

「私たちの『戦乙女の盾』とこっちのパーティーで、しばらく一緒にね。

それで、手続きをお願いしたいんだけど……シアちゃんで大丈夫?」


シアという受付嬢らしく、パーティー編成の手続きに来てくれたらしい。

しかし、ジャスミンさんたちと仲がいいみたいだな。ジャスミンさんが妹と話すように、気さくに話していた。


「大丈夫です!これでも受付嬢になって、一年になるんですから」

「じゃあ、お願いね?

それと、私たちの『戦乙女の盾』から、サクラコがこっちのパーティーに移動するからその手続きもお願い」

「はい、任せてください。え~っと……」


新人受付嬢のシアさんは、コの字形に並べられた机の真ん中に移動すると、腰に装着しているポーチから、白い箱を取り出す。

この白い箱に、ステータスデバイスを差し込むといろいろ手続きをしてくれる。


今回のパーティー編成も、この白い箱でできてしまうのだろう。

本当に、便利な箱だよな……。



「……あ、これは」

「どうした、シア。何かトラブルか?」


白い箱に、みんなのステータスデバイスを差し込みながら操作していると、新人受付嬢のシアさんが声を上げる。

その声に反応し、心配したのがエルフのナディアさんだ。


「あ、いえ、トラブルじゃないんです。

まず、サクラコさんのパーティー移動は完了しました。ですがケンタさん、パーティー名を決めてください。

いい加減決めてもらわないと、手続きが大変ですよ?」


……俺たちのパーティー名か。何がいいかな?とみんなの顔を見渡すと、ほぼ全員がお任せするとジェスチャーしていた。

みんな、そんなにこだわらないみたいだ……。


「ほんなら、『魔導ガンナーズ』で!」

「はい、魔導、ガンナー、ズ。で……。登録完了しました。これで、パーティーメンバーの皆さんのステータスデバイスに表示されるはずです」


魔導ガンナーズって、どこかの野球チームのようだ……。

みんな、任せたから何も言わないが、複雑な表情していた。


俺は、自分のステータスデバイスを手に取ると、ステータスを表示する。



名前 本田 誠司

性別 男

年齢 32

職業 ガンナー 魔導ガンナーズ所属

レベル 83

体力 7,387

魔力 15(固定)

スキル 異世界言語理解

貯金額 0円



……ん?おかしなレベルになっていないか?

俺は、深呼吸をしてもう一度ステータスデバイスの画面を見るが、レベルの数字は変わらなかった。


これって、オークジェネラルを倒したことで上がったのか?

それに、俺の体力もすごい数値だけど、何が変わったの分からないんだよな……。


「……確かに、職業の横に表示されとるな」

「あ、私も同じ」


どうやら、みんな同じように所属パーティーが表示されたようだ。

でも、レベル表示は疑問に思わないのかな?体力の数値の意味も、よく分からないしな……。



「それでシア、さっきは何を言いかけたの?」

「あ、そうです。みなさんの人数が二十人以上となりましたので、パーティーからチームへと変更されます。

チーム名は後で決めてもらって構いませんが、チームへアップしましたので探索者ギルドのチームショップをご利用できます」


二十人以上が集まると、パーティーからチームへランクアップするということか?しかも、探索者ギルドにあるチームショップを利用できるとか……。


「チームショップってなんや?」

「チームショップは、探索者ギルドにあるチーム専用のお店の事です。

そのお店では、町にある魔道具屋とは一味違う魔道具を買うことができるんです」


へぇ~、一味違う魔道具か……。

ということは、金額も一味違うのかな?


「シアのおすすめは何?」

「私のおすすめですか?そうですねぇ~、私のおすすめは『箱庭』かな。

魔道具のドア一つで出入りできるし、拠点としても利用できる異空間にある庭付きの家ですからね。

ダンジョンの中でも使えるから、ベテランのチーム探索者は必ず所持しているそうです」


……異空間に、庭付きの一戸建て?

それってどこからでも、拠点としている家に入ることができて休めるというわけか。


「そういえば、ガンナーの皆さんは『箱庭』をなぜか『どこ○○ドア』と呼んでいますね。何故なのでしょうか?」

「さ、さ~、何で何やろな~」


シアさんの疑問ももっともだ。知らない人は知らないからな……。

高橋健太も、答えにくかったのかごまかしたようだし。



「チーム名は、あなたたちが決めていいわよ。

しばらくは一緒にダンジョンに潜るけど、ずっと一緒ってわけじゃないからね」

「了解や」


ジャスミンさんにチーム名を任されて、高橋健太は了承する。

ジャスミンさんたちが抜けるときか……、その時はしばらくはないと思いたいな。







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