誰(た)がために君は書く?
たがために君は書く?
自分のため?
人のため?
その稚拙な文で何を表すのか。
限りある日々を費やす意味はあるのか。
何も伝えられはしない。
君には力などないのだから。
例えどれほどの想いを込めても、それは届かぬのだから。
声を張り上げ手を伸ばしても、決して叶わぬ願い。
君はいつまで、そこにしがみつくつもりなのか。
現実から目を逸らし、どこまで理想を口にするつもりなのか。
選択する自由などない。
君に残された時間はあとわずか。
出来ることは限られている。
その両手に抱えられる分しか、持てない。
求める物、全部を手に入れるなんて不可能だ。
何十万もの作品が並ぶこの世界。ここに君の存在など不要。
だけど君にしかやれないこともある。
今、自分が何を一番にすべきか。
君は見つめ直さなきゃいけない。
逃げるな。
動かなければ変わらない。
傷付かなくて済む方法など探すのはやめろ。
戦え。
言い訳なんかするな。
悔しいなら悔しいと、腹の底から叫び駆け上がれ。
夢を捨てるか、挑むのか。
半端な自分に問いただせ。
どちらにせよ、一生は一瞬。
ならば、たがために君は書く?
己に向けた言葉です。
やる気を出したくて書きました。
誰かに負けたとしても、弱い自分にだけは負けたくない。
今年も頑張ります。