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鬼姫異世界放浪記  作者: アシッド・レイン(酸性雨)
第弐章 覚醒の章
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第弐章 2-1

本当なら、明日か明後日アップの予定でしたが、流れが決まったら一気に書けてしまいました。


よかったらお楽しみください。

あと、誤字脱字等ありましたら連絡いただけると助かります。




その日の夕食は、とても豪華かものであったが、この世界に来てもっとも最悪の晩餐だったといってもいい。

私とゴスロリ少女のイセリナ(こいつは呼び捨てでいい)それに南雲さんとアーサーさんにミルファさんが一緒に食事したのだが、その時の話題になるのはもちろん私のこと。

それもきちんと私が会話に入れるように或いはわかるように日本語で喋ってくれている。

いやあれは多分、わざとだろう。私に話がどんな内容かわかるようにするために違いない。

そんなことさえ考えてしまうほど悪意を感じてしまう。

おかげで私の心は嵐の中を漂う小船の状態であった。

いやもう勘弁してと思うほど面白おかしく話されて、怒っていいのか、恥ずかしがっていいのか、もうごちゃごちゃのごった煮で、話の中で私の名前が出るたびに穴があったら入りたいどころか、穴がなくても掘ってでも潜りたいという心境だ。

おかげで元の世界なら三ツ星と言ってもいいほどの高級レストラン(まぁ、三ツ星レストランなんて食べたことはないけど)の一食ウン万円するような料理の味も途中からわからなくなってしまうほどだった。

もちろん、私の話題になる前までは、とても美味しいと感じていたんだけどねぇ。

だけども、その優雅な時間はすぐにイセリナと言う小悪魔によって突き崩される。

そして意外な裏切り者がアーサーさん。

常識人だし、きちんとしているから安心だと思っていたのは最初だけで、ある程度お酒が入ると、もう喋りまくりである。

横にいたミルファさんが、苦笑して申し訳なさそうな視線をこっちに向けだが、それ以上はしなかった。

どうせ哀れむなら止めてくださいよぉ。

そして、イセリナのガキんちょが、楽しそうにころころと笑って相槌を打ったり、さらに聞くものだから、アーサーさんもどんどん勢いに乗って話しまくる。

そして話の時々にイセリナの視線がチョコチョコこっちに向く。

それもこいつは本当に十代なのかってくらいの極上の悪女の笑みを浮かべて…。

なんでこっちに向くたびにその笑みを浮かべるのかなぁ。

つまり、私を敵対してるってことですか、そうですかっ。

他の人なら地位の高さとかいろいろあるかもしれないけど、私にはそんなものは関係ない。

まぁ、元の世界に戻せなくなるぞ…なんて言われたら躊躇するかもだが、その約束をしたのは南雲さんであって、あんたじゃないっ!!

まだ出会って1週間程度だが、確かに皮肉屋で性格悪そうな中年だが、南雲さんはしっかりと約束してくれたし、かれは約束を守ってくれると信じられる。

もっとも、今は食事中であり、私のためにかなりのご馳走を用意してくれているのだから我慢、我慢…。

でも、悔しすぎるので睨み返す。

それぐらいはセーフだよね。

でも、余裕ある表情で鼻で笑われてしまう。

くそっ…悔しい…。

さすがに場が荒れそうな雰囲気を感じたのか、おろおろしているミルファさんやどうしましょうか?って感じでお互いをみて迷っているメイドさん達。

で、そんな私達には目もくれず、黙々と食事をする南雲さん。

食事を楽しんでいるだけなのか、それとも争いに関わりたくないのか…。

どちらにしても、ある意味なかなか大物といった感じを受ける。

それとごろか、気に入った料理のお代わりなんてやっている。

そういうのはありなんですかっ。

そしてやっと私の方をみた彼は、諦めろという感じのジェスチャーと食事を楽しめというジェスチャーをしてからワインを口に含む。

くーっ、なかなか様になっているから、余計になんか腹が立つ。

あーもー、わかりました。わかりました。

そうします。

私はムカムカしている気持ちを奥に押し込めて食事に集中するしかなかった。


なんとか無事(?)に食事を終わり、メイドさんに案内されて浴室へ向かう。

まぁ、最初はお部屋に案内されていたんだけど、案内の途中で「あー、お風呂はいりたいな…」なんて呟いたのをメイドさんが気が付き、「お風呂も用意してございますが、ご案内しましょうか」って言われて、即答で返事を返して今に至る。

どうやらこのメイドさん、日本語がわかるようだ。

白銀の髪を上に結い上げており、すごく美人ではないものの、きょろりとした目をしたかなり整った顔つきの女性で、見た目は年は二十後半から三十歳前後。

仕事が出来るメイドという感じで、どうやら私の滞在中は彼女が主に私の世話をするようだ。

しかし…お風呂か…。

ああ、お風呂ですよ、お風呂…。

麗しのお風呂。

夢にまで見たお風呂。

ともかくこの一週間近くの旅で一番きつかったのはお風呂に入れないこと。

それほど湿度は高くないし、気温だって暑くない。

入らなくてもいいかなと思うほど不快ではないんだけど…けどね…やっぱり年頃だし、なにより日本人としては、毎日お風呂に入りたい心境なのです。

こういう時ってなぜか日本人って風呂好きなんだなと実感してしまう。

で、ルンルン気分で後をついて行って案内されたのはかなり大きめで、銭湯と読んでいいレベルの浴室。

もちろん手前には、服を脱ぐスペースがあって、棚がいくつか並んでおり、そこには網状の籠が入っていた。

そして浴室の方は石造りでしっかりした感じの造りで、中央に浴槽がありその周りにいろいろな道具が取り付けてある。浴槽もざっと十人は足を伸ばして一度に入れそうな大きなサイズだ。

もちろん、浴槽にはライオンらしき動物の口からお湯が出ていた。

お約束だ。

よく見ると石鹸みたいなものや、シャンプーみたいなものまであるじゃないか…。

うーん、この世界のお風呂事情は知らないが、どうみても銭湯ですよ、温泉宿ですよ、これは…。

「ねぇ、こういうのはこっちでは当たり前なの?」

思わずメイドさんに聞いてみる。

「いいえ。ここやこの周辺の…そうですね、ご主人様のご領地内でしたらご主人様が考案なさったこの方式が主流になっております。なんでもセントーと言うシステムらしいですね」

あー、やっぱりか…。

そんなことを思っていると、メイドさんは私にタオルとバスタオルらしきものを渡してくれる。

「籠は好きなものをご使用ください。なお、セントーのルールとしては…」

「ああ、わかってます。同郷だからね」

その言葉に、あ、そうでしたねとメイドさんは返事をすると「背中をお流ししましょうか?」と聞いてくる。

「セントーにはそういうサービスもあると聞いていますが…」

「へっ?!け・結構です。一人で大丈夫です」

思いっきり焦って服を脱ぐとタオルをもって浴室に飛び込もう駆け出す。

「着替えを籠の方に用意しておきますので、そちらをお使いください。あと走ると危険ですよ」

慌てて入ろうとする私にメイドさんからそんな声が掛けられ、私は頷いたのだった。


カポーン。

そんな効果音が響きそうな雰囲気が漂い、湯気で周りが白くなっているため最初はまったく気が付かなかったが、どうやら先客がいるようだ。

先客の方も私が入ってきたのに気がついたのだろう。

こっちに手招きしている。

湯気でよく見えないが、多分男の人ではないだろう。

そんなことを思って近づいていくと、タオルで金髪を巻き上げた私と同じぐらいの年齢の女性が浴槽に浸かっていた。

「あ、どうも…気持ちよさそうですね」

まぁ、風呂とは気持ちいいのであり、苦痛が伴う風呂なら誰だっていやだろう。

何より入りたいと思うわけがない。

しかし、何言ってんだがな、私は…。

自分自身、言ってみて自分に突っ込むくらいの間抜けとも取れる挨拶をして、私は壁の方に向かう。

浴槽に浸かっている人はにこりと微笑むと軽く手を動かして身体をほぐしている。

うーん、初めて会った人なんだけど…どこかで見たような気がするんだよね…。

そんなことを思いつつ、壁の備え付けの鏡の前で石鹸で身体をシャンプーらしきもので髪を洗う。

おまけにリンスまで用意されている。

うんうん。いいよ。いいですよ。

やっぱりリンスないとねぇ…。

確かに元の世界のものに比べれば、少し肌理が荒い感じで植物の匂いが強いようだが、1週間近くきちんとした風呂に入ってなかった私としては十分すぎる。

ミルファと一緒に二日に一度はたらいみたいなやつにお湯を入れて湯浴みみたいな感じで身体を清めたり、時間があれば絞ったタオルで身体を拭いたりはしていたものの、やはり完全ではない。

現に今、垢がタオルで身体を洗うたびにぼろぼろ落ちている。

もちろんその後はすっきりとした清潔感が残る。

ああ、幸せ…。

しっかりと全身を洗うと最後にお湯でざーっと泡を落とす。

垢や泡だけでなく、疲れも一緒に洗い流しているようだ。

使ったタオルを洗ってきゅっと絞るとそれを持って浴槽に近づく。

近づくことで靄ではっきりしなかった先客の顔がはっきりとしていく。

しかし…近づくことにより余計に迷う。

どこかで会ったようなんだけどなぁ…。

でも、該当する年齢の女性に似たような知り合いはいないし…。

何より、ここの世界で知り合っている女性は、ミルファさんに、メイドさん達に…あとはイセリナぐらいである。

それとも、元の世界から転生した知り合いなのかしら…なんてそんなことを考えていると…

「あなたもサクヤと同じでしっかりと身体を洗うのね」

そう言われて相手が誰なのかわかった。

ええ、わかってしまいました。

少し大人びているが、それはイセリナの声だ。

間違いなく、あの憎々しい小娘の声だ。

しかし、今、目の前にいるのは、金髪の美女といってもいい感じの私と同じぐらいの二十代の女性。

胸なんかは私よりも大きくて…腰なんかは…きゅっと…。

いかん、いかん…。

外人と日本人でプロポーション比較なんてするべきじゃない…。

私は日本人の平均以上とは思うが、決定的な力の差を元の世界で何度も味わったんだから…。

いやいや。今はそれどころではなく…。

「なんであんたが南雲さんの身体の洗い方を知ってるんですかっ!」

思わず口に出たのはそっちの疑問だった。

なんでそっちの方が口に出たのか、私自身わからない。

でも、まぁ、異世界なんだから、姿形が変わる人がいてもおかしくないかもしれないしねと自分に言い訳をする。

私の言葉に、イセリナは苦笑し、「そっちを先に聞くのか…」と小さく呟く。

本当なら聞こえない程度の呟きだろうが、音の反響する浴室でははっきりと私の耳に入ってしまう。

カーッと頬が熱くなる。

「そんなことはどうでもいいのよ」

思わず、そう言うと浴槽に入りずかずかとイセリナの傍に近づく。

多分、仁王立ちしていたと思う。

そんな私を見て、くすくすと笑うと浴槽に浸かるように言うイセリナ。

近づいてしまった以上、嫌ですという訳にもいかず、ましてや風呂に浸かりに来ている以上、風呂に浸からずに出て行くわけにも行かず、諦めてその場で浴槽に身体を沈める。

少し熱い感じのお湯がすぐに身体に心地よい熱さを伝えてくる。

あああ、気持ちいい…。

あまりの気持ちよさにさっきまでのことを忘れそうになったが、慌てて意識を戻して再度聞き返す。

「なんで、南雲さんの身体の洗い方を知ってるんですかっ。それに…」

「はいはい、私の身体のことでしょう?」

軽くいなすように私の言葉をさえぎって言葉を告げるイセリナ。

そして、にこりと笑うと楽しそうに答えた。

「身体が大人になってるのはね…」

少し焦らすような口調に、私も思わず引き込まれる。

しかし思いっきり予想外の答えが返ってきた。

「お風呂は、大人じゃないと楽しめないからよ」

それを聞きたいんじゃないっ。

私のそんな様子をくすくす笑うとからかうような口調でイセリナはとんでもない事を言った。

「私、吸血鬼なの。だからある程度までなら身体を調整できるのよ」



夕食が終わり、外はもう暗闇に包まれている。

そして、その暗闇は窓から入り込んで部屋の中を満たそうとするが、ぼーっと魔法制御のランプが灯っている部屋の中は蛍光灯の明るさには及ばないものの部屋の中を暖かな色合いで明るくしている。

そんな中、食事の後、南雲は自分の執務室に戻って置かれていた書類に目を通していた。

イセリナがそのほとんどの事務を代理として処理しているとはいえ、それでも領主にしか判断できないものは多い。

それらの書類がまとめて執務用の机に積み重ねられている。

その高さは約15センチほどだが、よくこの高さで抑えてあると南雲は思っていた。

この倍以上はあってもおかしくないと思っていたんだがイセリナががんばったのだろう。

そんなことを思いつつ、次々と書類を処理していく。

柱時計の秒を刻む音と時折サインする音と印を押す音だけが周りを支配していく。

どれくらいたったのだろうか。

トントンとドアを遠慮がちに叩く音が響く。

「どうぞ…」

書類に目を向けたまま南雲がそういうと「失礼します」とワゴンを押して赤髪のメイドが入ってくた。

玄関先で南雲たちを出迎えたメイドの一人で、年は二十歳後半といったところだろう。

前髪は真ん中から左右にわけ、横から後ろの髪はまとめて後ろに結っている。細くてきつめの目、それにすーっとした鼻筋。小さいながらもしっかりととじられた唇。それに何より、感情の色が見えない表情がまるで人形のようだ。

「少し休憩されてはどうでしょうか…」

書類から視線を上げてメイドを見た南雲は、首をぐりぐりと動かしながら肩をコキコキと鳴らして「そうするか」と言葉を返す。

そして、柱時計の方を見る。

夕食から3時間以上がたっていた。

「少し甘いものでもいかかでしょうか…」

そう言いつつきちんと切り分けられたアップルパイのような焼き菓子とコーヒーを準備し始める。

「ありがとう」

そう言って南雲は窓から外に視線を向ける。

ところどころ立っている外灯と見回りの兵士の明かりだろうか。ちらちらと動く光。それに他の建物の光が見える。

しかし、それ以外は真っ暗で、今日は月も出ていない。

「ところで、マリサ、みんなはどうしてる?」

視線はそのまま窓に向けて聞く。

その問いに、準備をしつつメイド…マリサ・アーパレットは答える。

「アーサー様やミルファ様はお部屋に戻られてお休みなされています。後、一緒に行かれた第一隊の皆様もそれぞれ家や寮のほうに戻られているようです」

「そうか…。今回は死者が出なかったからな…。少しほっとしているよ」

そう言ってやっと視線をマリサの方に向ける。

「そうですわね。仲間を失うのは怖いものです…」

そう言ったが、彼女から感情という色は出ることはなく、そこには人形のように無表情のメイドがいるだけだ。

「相変わらずだな…」

「…なにぶん感情を出さないように訓練されましたから…」

その言葉に南雲は苦笑を返し、「そういえば…霧し…」といいかけて言葉を変える。

「お客はどうしてる?」

別に気にしていないのか、それとも気にしないように見せているのかわからないものの、マリサは無表情で答える。

「入浴を希望されましたので多分今頃は浴室かと…」

「そうか…」

と言いかけて、はっとした表情になる南雲。

「今、イセリナが風呂に行ってなかったか?」

「はい。その通りです。よくご存知ですね」

「いや、今からお風呂に行くけど、一緒にどうって誘われたからな…」

苦笑いして答える主人をじっと見返すメイド。

しばらくの沈黙の後、先に口を開いたのはメイドの方だった。

「ヘタレですね。あれだけ誘われているのに…」

「う、うるさいな…」

思わず、そう答える南雲。

さっきまであった領主という威厳はどっかに吹っ飛んでしまっている。

「しかし、こんなヘタレを何年もじっと待っているイセリナ様に同情いたします…」

無表情で淡々と語るマリサにぐっと言いたいことが言えず黙り込む南雲。

多分、何を言っても勝てないとわかっているからだろう。

コーヒーを一口飲み、強引に話題を変える。

「ところで例の件は調べはついているのか?」

「はい。事前に先行して知らせていただいたおかげで調べは早くつきました。依頼人も判明しておりますし、実行犯の組織も把握しております。ですから必要ならすぐにでも作戦は実施できます」

「そうか…。早めにやった方がいいな。第二隊は…」

「第二隊は現在休息期間中です。部隊隊員も半数近くがここを離れていると思われます。なお、第四、第五、第六隊は領地内の警備に散っております」

「そうか…。なら第三隊に準備をするように連絡してくれ。準備が出来次第実行すると伝えてな…」

「わかりました。後、これは依頼人と実行犯の組織の資料になります。今夜中に目を通しておいてください」

そう言ってマリサは、クリップのようなもので留められた二~三十枚ほどの紙の束をワゴンの下の隠し引き出しから取り出して執務机の上に置く。

その紙の束に目を落とし、身体の中にある感情を吐き出すように南雲はため息を吐いた。

「ありがとう。もういいぞ。何かあったらまた呼ぶからな」

「了解しました。マイマスター」

マリサはメイドとは違う意味で深々と頭を下げた。

本来なら、注意すべきだろう。

一応。表向きは南雲と彼女はただのメイドと主人と言う関係なのだから。

しかし、南雲はその言葉を聞き流し、再び窓から外に視線を向ける。

憂鬱な時間が明日から始まることに諦めに似た色をにじませながら…。


今回は、TVアニメで言うお風呂回前編ですww

まぁ、色気も何もない場面ですけどね…。


なお、お風呂のシーンは次回も続きますが、期待するような場面はないと思いますww

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