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Not change affection 2  作者: janky
6/18

6話



「それで?一週間連絡ないってことか?」

この間の埋め合わせに蒼眞と居酒屋にいた

「そんな怒ることか?」

「ばっかじゃないの拓人!あんた本当に女心が解ってない」

+美絢も合流して気のしれた3人に俺も安心していた


「そうだぞ、拓人はじゃあさ、愛桜が藤堂とかと遊びに行くって言って実は男がいたらどうなんだよ?」


蒼眞の問に

「それは」

っと考える

「だいたいね、その如月って女も女よ?愛桜ちゃんと付き合ってるの知ってて誘ってくるとかありえない」

「友達だから、そういうのじゃない」

「今はさ、もう大人だからそんなに不安になることってないけど、高校生から私達ってとっても大人なんだよ?

それなのに女の人がいる所へ飲みに行ったりされてる愛桜ちゃんの気持ちを考えると私なら我慢出来ない」

「断れねぇだろ?俺に会いにみんな予定開けてくれたのに」

「本当に拓人ってバカ正直だよな」

「は?」

「お前のために予定を合わすなら、お前の予定を聞かないのがおかしいだろ?」

「その如月って子の拓人を誘う嘘なんじゃない?」

「はあ…俺が悪かったって言えってことか?」

息つく暇なく責められそう聞けば


「大人だろ?折れてやれよ」

っと蒼眞に言われる


「折れたとしても、基準が違うんだってよ」

「うん、私も思うよ?拓人と愛桜ちゃんって全然恋愛に関して違うなって」

「ちゃんと遊んでやってんの?拓人もちゃんと付き合うの久しぶりだろ」

「まあ久しぶりだけど」

「元カノとか居たって知ったらどうなるだろうな」

「蒼眞、楽しんでるだろ?」

「バカ言うな、応援してんだよ」

「そうだよ。私達本当に拓人と愛桜ちゃんには幸せになってほしいの」


そう言ってるそばから笑う2人に自然と笑みがこぼれる


「そうだな。結局俺は愛桜に甘いから」

「甘い?メロメロの間違いだろ」

「気づいてないとか笑える」



そう言われまた愛桜の存在の大きさを確認する。

「こんなややこしい男、愛桜ちゃんしか無理よ、どこが良かったのかしら?」

「おい、さりげなく酷いこと言うな」

「美絢の言う通りだろ。俺らが思ってるより見てる世界は狭いぞ。どう見ても愛桜ちゃんは拓人が中心なんだよ。解るだろ?」

「解るけど」

「まあ、拓人も久しぶりにいろいろ悩めばいいんじゃない?如月って人と恋人のフリしてた大学の時を思えば、今の方が数100倍人間らしいよ」

「あのモテぶりは異常だったけどな」

「モテてないから」

「おばさんも、おじさんも大変だったんだよ?拓人がこっちに居てないのをいい事に彼女って名乗る子が何人も来て働かせて欲しいとか。

考えるだけで女って怖い」

「お前も女だろ」


美絢にそういうと

「私達は健全な女子よ」

っと言った


確かに大学の時は自分でも荒れてたなっと思う

女の子に対して適当で

大切にする。

付き合う。

そんな事どうでも良かった


「拓人って大学の間だけ人が変わったみたいに最低な奴だったよ」

蒼眞の言葉に頷いた

「俺も思う。何やってんだろうな」

「私理由知ってるよ?」

美絢の方へ2人で顔を向けた

「は?美絢、今まで何も知らないって感じだったろ?」

「理由って本人解ってねぇのに?」

「そんな驚かないでよ。女の感だけど

拓人って大学に入って2年くらいは結構帰ってきてたじゃない?」

「おう」

「愛桜ちゃんがね、少し変わってきてたの。小学校の高学年でさ、今までみたいに拓人に懐かなくなったの」

「そんな時あったか?」

蒼眞が拓人に問いかける

「まあ、思春期だったんだろって時はあったけど」

「愛桜ちゃん的にはどんどん意識して、目が合ったり話すだけでも恥ずかしくてって感じ何だけど、拓人が最後に帰ってきた時にこうやって3人で初めてお酒飲みに行った時にね、拓人が言ったの」

「何を?」

「『いいお兄ちゃんはもう終わりだな』って」

「なんだそれ、重症じゃん拓人」

蒼眞は笑いながら俺の肩に手を回してくる

「だから荒れたのか?俺」

「解んないよ?でも勘違いしてたのは確か

愛桜ちゃんに嫌われたって思ってた

あー心底拓人って愛桜ちゃんしか見てないんだって思ったの覚えてる」

「待て、なんかすげー恥ずかしくなってきたんだけど」

「ハハッ拓人、恥ずかしいぞ。どっちが惚れてたのか解んねぇな」

「だからさ拓人、愛桜ちゃん無くしたら大変なの解るでしょ?別れて後悔するのは拓人が一番だから言うのよ」


美絢と蒼眞は俺を見透かしている

空気のようで俺の大切な空間


「解った。ちゃんと謝るよ」


そして無性に愛桜に会いたくなった

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