15話
「セーフ!!チャイムまだだよな?」
「大!来る途中愛桜に会わなかった?」
「え?会ってねぇけど」
カバンを机に置きそう答える
「休みかな?」
友希が、ソワソワと廊下に顔を出す
「珍しいね
時間はちゃんと守る子なのに…」
「羽音も会ってねぇの?」
「うん、友希ちゃん座って待ってよう?」
「うん」
タタタタッ
ガラガラ
「おい!愛桜は?」
「おはよー嘉。まだ来てねぇぞ」
「やっぱり」
「どうしたの?」
嘉の周りに集まり友希がそう問いかけた
「先生達が話してたんだけど、愛桜が交換留学するって」
「えっ?冗談でしょ?」
「これが本当っぽくて…
如月先生に拓人さんに知らせてくれって頼まれたんだ」
「交換留学って…」
「友希、愛桜に電話して!」
「さっきからかけてるけど繋がらないの」
嘉はこういう時すごく頼りなる
「そうか。なら羽音と友希は愛桜の家寄って、多分もう携帯繋がらないから。」
「解った」
「うん」
「先行くから、気を付けろよ
行くぞ大!」
「おう!!」
出ていく2人を見つめた羽音が
「一言も言わなかった」
っと肩を落とした
「言えなかったんだよ。きっと」
「友達なのに…?」
「言えば行きたくなくなるくらい大切だったって信じたいな」
「友希ちゃん…どうして行く必要があるの?」
「逃げたいんじゃないかな?拓人さんとの問題から、あんなに愛されてるのに」
タタタタッ
「風間君は?」
「如月先生…
嘉は大と一緒に拓人さんのとこに行きました」
「ありがとう。私も行ってくる」
「先生行かないほうが…」
羽音の言葉に如月先生は今までとは違う穏やかな顔で笑っていた
「私昨日言われたの。拓人さんをよろしくお願いしますって…」
「何言ってんのよ愛桜…」
「そうだよ。先生ちゃんと何回も振られてるの、昨日1日考えて解ったんだ…
拓人が誰かを好きになって一喜一憂して。あんな顔しちゃうのは誰でもない紺野さんなんだからって」
「如月先生…」
「それを伝えたい、逃げるなんて許さないわ!
行こう」




