第1射~13578射までのダイジェスト
極東の帝政国家である大昇日帝國には、近年の人口増加に歯止めをかけるため、ランダムに選ばれた男子中学校のクラスを孤島に閉じ込め、犯し合いをさせるというバトルォワイヤル法:通称BL法が存在した。
射精すると同性を好きになるという特殊な液体を飲まされ、その状態で3日間孤島に閉じ込められ、最後の1人以外が全員射精するまで犯し合いをさせられるのだ。
大昇日帝國首都・東景に存在する聖ニッケル中学の男子学生40人は、ある日遠足へ向かうはずのバスに乗り込み、そのまま眠らされ、孤島へと運び込まれてしまった。
彼らは自身がBL法のプログラムに参加させられたことを知り、ある者は恐怖で我を忘れ、ある者は自害し、ある者は嬉々としてそれに参加していく。
主人公である黒内コウ(俺様受け)は、仲間であるDQN(ヘタレ攻め)とヲタク(変態受け)とともにこのプログラムの穴を見つけ、ゴールするための同盟を組むこととした。
他にも仲間を見つけようと考え、液体の解毒薬を作ろうとしていた小鳥遊東(敬語攻め)や、国自体に反逆しようとした井之頭市助(紳士受け)と接触することに性交……もとい成功した。
彼らは、自身が考える計画をある程度遂行出来れば、主人公達と合流することを約束する。
「きっとみんなで、ちゃんとヘテロセクシャルなままで帰ろう」
そう言って別れようとする彼らに、影が嘲笑いながら近づいてきたのであった。
「ぶひょ、ぶひょ。
ぶひょひょひょひょ」
……男の名は、豚野公爵。
タチが不利、ネコが有利のこの条件で。
30人もの同級生をトコロテンにした、怪物(鬼畜攻め)、であった。




