第一話 始まり
処女作です
不定期更新になると思いますがよろしくお願いします
「おーーーーーーーい」
声が聞こえる
「この声がきこえているかーーー」
どうやら自分はよばれてるらしい 返事をしようとするが声がでない
「あぁ、声がでないのか まぁいい僕は君にお願いがあるんだ・・・
実は君に転生をしてもらいます はーいパチパチパチ」
その意味不明な要求に思考が止まる
「あぁ、わかってるわかってる 君が信じられないのは十分わかってる
でもね今の君の状況をかんがえてごらん 今君はどこにいる、そして君は今の状況を
正確に認識できてるかい?」
そういわれてみればと思い周りを見渡す・・・・白白白白白白白
辺り一面真っ白だ そして自分の状況を把握しようとする・・・・できない
自分という存在がどこにあるかもわからない
「わからないだろう ここは君たちがいう・・そうだな天国だ
とはいっても君は死んでない 僕が力をつかってここに呼んだんだ
えっなぜかってそれはさっきも言っただろう 転生だよ て・ん・せ・い
なぜっかっていうとそうだなこちらの世界はね魂と肉体の絶対限界というシステムが
あってねそのシステムに綻びができて直すまでの間に君他3名が限界を突き破ってしまってね
一度限界をこえてしまった魂と肉体は限界に縛られない
だから異端となった君たちを世界は許容できなかったそのため別世界へ送り出そうとしてしま
ったんだ。システムを管理する者としてせめてものお詫びとして君たちがなるべくその世界に
順応できるように転生という形をとらせてもらうよ あぁあと、向こうの世界の説明をした後
欲しい才能をあげるよ君の持つ魂の許容量と適正によるけどね」
まくしたてられるように話された内容に思考が追いつかない
ただ自分が生まれ変わることだけ理解した
混乱している間も“声”の説明が続く
「で、君が行く世界なんだけどぶっちゃけ剣と魔法のファンタジー
戦争も君がいた世界よりも原始的。そうだな~君の世界でいう鎌倉に近いかな
魔法があるからなんともいえないけど
後、魔物もいます ドラゴンとかね
魔王はいるけどぶっちゃけ魔物と関係ないし、魔族という名の亜人のまとめ役ってかんじかな
人間もそれがわかってるから一部を除いて不可侵だしね
まぁ戦争も結構、頻繁にあるし 魔族以外の亜人もいる 差別もあれば奴隷もある
命軽いよ~ 君たちでいう人権とか無いし
で、大体分かったでしょ じゃ、次は君の器に埋める才能ね
“刀” “身体(瞬)” “鬼” “龍” “魅” の内三つだけど
君の場合、身体(瞬)は既に決定づけられてるからそれ以外からの二つね。
さぁ、どれを選ぶ?」
俺は悩んだ 一つ目は鬼と龍から選びたいから
刀か魅を選ぶべきだ
とりあえず鬼か龍か選ぼう
鬼は自身のイメージからして人 龍は獣
俺は人間だ ならば鬼を選ぶべきだろう
さて、刀か魅か 刀は字からしておそらく剣才のことだろう
魅は魅力だろう
刀は持っていて損は無いだろうが魅は聖魔問わず引き寄せる可能性がある
ならば、刀だろう
よし俺は “刀” “鬼”にしよう
そう思った瞬間俺は意識が閉ざされていった
「願わくば彼の生に幸多からんことを……」