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ギルドのタンクでもヒーラーのことを想っても良いんですか!?   作者: しばえだぬ
第2章:二人きりのクエストと小さな一歩
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4. 新たなクエストと不穏な影

ルナリスの街は、朝霧に包まれていた。ギルド「星屑の剣」の掲示板には、新しいクエストが貼り出され、冒険者たちがざわめいている。ガルドはいつものように早朝にギルドを訪れ、掲示板を睨んでいた。

「ガルド、今日も気合い入ってるね。なんか面白そうなクエストある?」

キールが欠伸をしながら近づいてくる。赤いローブの裾が少し汚れているのは、昨夜の酒場でこぼしたエールのせいだろう。


「…これだ。」

ガルドが指したのは、「幽霊の谷の調査」というクエストだった。ルナリスから北東に位置する谷で、最近、行商人が怪奇現象に襲われたという。報酬はそこそこだが、危険度は「中級」とされている。

「幽霊? マジか、ちょっとワクワクするな! ミラとリリエも誘って、さっそく行こうぜ!」

キールが目を輝かせる。

その時、リリエがギルドの入り口から駆け込んできた。白いローブの裾がふわりと揺れ、朝日が彼女の金髪を輝かせる。

「おはよう、ガルド、キール! クエスト、もう決まった?」

「ああ、幽霊の谷だ。リリエ、準備はいいか?」


ガルドの声はいつもより少し硬い。リリエの笑顔が、昨夜の決意――「少しずつ近づく」――を思い出させるからだ。

「うん、大丈夫! 幽霊って怖いけど…ガルドが守ってくれるよね?」

リリエが少し照れながら言う。ガルドの心のHPが一瞬で半分になる。

「…ああ、任せろ。」

ガルドは盾を握りしめ、顔を逸らした。

しかし、ミラが「弓の弦が切れて修理中」、キールが「昨夜の酒が抜けなくて魔力が不安定」と言い出し、結局、ガルドとリリエの二人だけでクエストに向かうことに。キールは「ガルド、チャンスじゃん!」とニヤニヤし、ミラは「リリエ、ガルドが変なことしたら私の矢で仕留めるから!」と笑う。


「変なことってなんだ…」

ガルドが呟く中、リリエは「ふふ、二人でも大丈夫だよね!」と明るく笑った。



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