表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/36

急襲、それは閻魔、それは道標

この小説を読むと虫に詳しくなるよ!(本当)


でも詳しい人じゃないと読まなかったりするのでは……?


ステータスが間違ってたので修正

 丸焼き幼虫を食べ始めて5分ほどが経ち、お互いに一匹分を完食し残りをインベントリに入れる。


「つまり、ゲンゴロウと戦ってゾウムシの幼虫食ってSTM回復してまた戦うを繰り返すんだな?」


「そのとーり」


 ほぼ作業ゲー……作業ゲーは嫌いじゃないけど好きでもないんだよなぁ……


「ああ、早く街に行かせてくれ。街、街……」


 グラパーが再びゲンゴロウを釣り上げたとき、ライラックは考えることをやめた。


 釣る、倒す、食う。釣る、倒す、食う。釣る、倒す、食う………


 レベルアップ、レベルアップ、レベルアップ、レベルアップ………


「ま、待て!ちょっと待て!ステータスの整理!させて!」


「えー釣り上げた後に言われてもなあ。じゃあ代わりに倒しとくよ?」


 レベルアップを重ね、今俺のレベルは22になっていた。6も上がったら、色々確認したいものがある。


 パッと見確認したものだとスキルレベルが全部2ずつ上がったのと、【昆虫食家】の称号を手に入れていたのだが……

何回も杖で串刺しにしていたせいか、何やら変なスキルを獲得してしまっていた。




【偽装展開:蜻蛉切】

それは天下の名槍であるが、これはそうでは無い。

これは槍持たぬ者の槍、名槍の模倣品である。しかし、その鋭さに違い無し。


一日に一度使用可能。

杖を魔力が覆い、【蜻蛉切:偽槍】に変化する。



【蜻蛉切:偽槍】

穂先から放たれるは刺突、そして魔法。


毎秒1以上の任意のMPを消費する。消費MPによって効果が変化する。

MPが0になった場合、自動的に解除される。

魔法使用の際、MP消費無し。杖の効果は引き継ぐ。


ATK+100×消費MP

MAT+100×消費MP





 うん、何と言うかすごい。杖が槍になるんだってよ。いや、どう考えても初期に獲得できるスキルじゃないが……普通は杖をモンスターにぶっ刺す奴なんて居ないはずなのでそれがトリガーになったのかもしれない。

毎秒MPを消費するので今だとスキルの回復込で2分半くらいしか持たないが、魔法のMP消費無しはでかすぎるし、後普通に上昇値がエグい。


 そしてこれによりステータスビルドの方針は決まった。高機動魔法戦士。魔法職で近接戦闘もこなすならAGIは必須、MATとMPはもちろんだが、ATKまで強化する必要もあるが……強いことは間違いない。では早速ステータスポイントを振るとしよう。


 というわけで振り終わったものがこちら。


ーーーーーーーーーーーー

ライラック Lv:22 【LvUPまで残り:243EXP】

・魔法士【氷使い】


【ステータス】

HP【体力】:40

MP【魔力】:70

ATK【物理攻撃力】:35

MAT【魔法攻撃力】:70

DEF【物理防御力】:15

MDF【魔法防御力】:15

AGI【敏捷性】:60

INT【知性】:15

LUC【幸運】:15


STM【持久力】:100(MAX) 1%↑/sec


残存ステータスポイント:0


【装備】

右:普通の杖 13/100

左:普通の魔導書

頭:無し

胴:普通のローブ

腰:普通のローブ

足:普通のブーツ

アクセサリー:無し


【スキル】

・アッドスペル Lv:7

・ラピッドスペル→イミディアトリー・マジック

・セルフマナリカバリー Lv:4

・オートマナリカバリー Lv:3

・マナインクリース

絶対零度(アブソルータ・ヌラ)

・偽装展開:蜻蛉切



【称号】

・駆け出しバグハンター

・見習いバグハンター

・氷の使い手

・氷結術師

・昆虫食家


所持金:1000リテス

ーーーーーーーーーーーー


 意外と変わったところが多い。まずラピッドスペルはイミディアトリー・マジックに。効果は…5秒間魔法のリキャストタイムが0!?これ蜻蛉切:偽槍と合わせたらすごいことになるのでは?


 あと地味に嬉しいのが新スキルのマナインクリース。五分間MPの上限が+100されるのだが、使用後にポーションを飲めば実質MP170だ。いやでもセルフマナリカバリーで30回復できるし実質200……?


 



 ぞわり。


 突然襲った寒気。ゲームのものであると言えど、これは無視できたものではなかった。


 背後に何か大きなものが動く音。振り返り、姿を現したソレを目の当たりにする。


 左右非対称な顎……それは間違いなく「肉食昆虫界のラストエンペラー」の異名を持つ…


 オオエンマハンミョウ、それが目の前に居た。


昆虫豆知識コーナー


ハンミョウは人が近づくと数m先に飛んで逃げます。

また近づくと飛んで逃げます。これを繰り返すとどんどん前に飛んでいくのです。

この様子があたかも行き先を教えているように見えるので、ハンミョウは「ミチオシエ」「ミチシルベ」という別名があります。


この作品が面白い!と思ったら、是非ブックマークや★評価をしていただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ