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冒険のはじまり

「ライラックさん」


 後ろから声をかけられ、振り向くと。


「お、三人揃ってるじゃん」


 そこに居たのは琥珀騎士団(サクシナイト)の三人だった。

……というかグラパーとリーダーの人はいつの間に居なくなったんだ?

四位だったから萎え落ちしたのかな?


「やりましたね! 一位ですよ!」


「運が良かっただけだけどな」


「実際LUC値高かったしねぇ」


 ちなみに四人のLUC値合計は3570だ。あのペンダントのせいですごい値になっている。


「そういや優勝のアイテムだが」


「あーあれ俺のやつの下位互換だよな?」


「だよねぇ俺もそう思うよ」


「じゃあヨザクラにあげていいよな?」


「「いいよ」」


 優勝の報酬はクランに一つだけ配布される。なので"宥和の小網"は一つだけだ。

ならばクランリーダーが受け取るのが妥当だろう。


「でも私、生産職ですけどいいんですか?」


「戦闘に網は使わないだろ」


「あ、たしかにそうですね」


 大網の方は戦闘でも使えそうだけどな。


「それでさ、今22時だろ? 俺はもうログアウトするけどどうする?」


「俺も今日はもう落ちようかなぁー」


「俺もそうするか……ところで、明日も一緒にやるか?」


「やりたいです!」


「じゃあ明日もやろう」


 ヨザクラの方の蜻蛉切も気になるしな。


「じゃ、ばいば〜い」


 ログアウト。ゲーム内では48時間過ごしたが、現実ではたったの3時間しか経っていない。

今日はもう22時だし寝ることにする。健康が一番。


 ヘッドギアを外しそのまま眠りにつく。

時間加速は脳への負担も大きいからな……しっかり睡眠をとって……zzz


―――――――――


――――――


―――


「おはよーう」


 少し長く寝すぎてしまった。リビングに置かれているテーブルの上には、既に朝食が用意されていた。


「おはよう。まったく、夏休みだからって遅く起きちゃって。早寝したら早起きしなさい」


「へーい。じゃあいただきます」


「あと、ちゃんと朝顔洗った?」


 言われなくても洗ってますよ。じゃないと目が覚めないだろ。


「うーん、母さんが作った朝ご飯は最高だなぁ」


 面倒臭いので話題を逸らす。


()()()()?」


 ふん、チョロいな―――


「あ、今チョロいなって思ったでしょ。()()?」


「んぼふっ」


 危ない。食べ物吹き出すところだったぞ。


「今日のギャグは上手かったでしょ?」


「ほふひふうははへへふへ(食事中はやめてくれ)」


「食べてる途中に喋らないの!」


「んんっんんー(わかったよー)」


「口開けなきゃいいってもんじゃないんだけど……」


 ―――もぐもぐごっくん。


「ごちそうさまでした!!」


 食器を片し、素早く二階に駆け込んだ。






 ベッドに横たわり、ヘッドギアを装着し、いざログイン!

ログインしてみると、一件の通知が来ていた。




ーーーーーーーーーーーー


件名:集合時間

差出人:ヨザクラ

本文:10時にヘラクレスの中央広場で集合しましょう


ーーーーーーーーーーーー




 今は8時50分か……結構余裕があるな。

じゃあ戻るついでに探索するか。まともにフィールドを歩いてないしな。


「ついでに金策も見つけなきゃな」


 イベントで大分使ってしまったので、今は152000リテスしか無いのだ。

少なくはないが、今後を考えると多くもない。


「えーとトロピクスポットからヘラクレスまでの道には……甲虫の大樹海、か」


 甲虫ってことはクワガタもいるだろう。

オオクワガタ……あの日は捕まえられなかったが、今度こそ捕まえてやろうじゃないか。


 俺のイノセント・インセクトは、まだまだ終わらない―――!

第一章完結!

すぐに第二章も書きます


この話の中に隠れ朝顔がいるらしい



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