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「うっ」

「し、しまった!キリンちゃんは雷の能力者、麻痺系の技にも精通してるの」

「うううううっ」

恋火が獣のようにうなり震える。それを好機と見て押し寄せてきた相手チームの新に狙われる

「うああああっ!!」

刀を抜かずにみねうちしようとしてきた新の刀に拳を当て牽制した恋火

「麻痺が効いてないっすか!?」

「身体がちょーっと痺れるけど気合いで動けないほどじゃない!」

「気合い?恋ちゃんの身体ってほんとどうにかしてるっすよ!」

そのままみねうちと拳で格闘戦に持ち込む2人、痺れている恋火は動きが鈍いがどうにかついていっているみたいだ

それを観察していた影城だったがこちらにも1人相手がやってきた

「よっすー影城の相手はあたい。へぇー麻痺、あんたも効いてないんだ」

「俺は能力が防御系だからな。身体も丈夫なんだ」

「じゃあこっちも能力で対応しなきゃダメか」

ふわり、と燐の髪が揺れる


『風(wind)!!!!』


突如突風に思わず身体を前屈みにする

「一瞬で行くよー」

「問題ない、こっちもだ」


『鎧(armor)!!!!』


「ハートブレス」

「鉄鋼壁」

2人の技が発動する

燐は指でハートを形作ると先ほどより強い風が吹く。それは恋火に押し倒されたのよりも強く並みの人間なら勢いよく吹き飛ばされるだろう・・・しかしそうはならなかった。影城の身体は鉄のように硬化したまま重心はブレず風を受けたまま前に進みそして燐の身体の前に手をやる

「それまで!」

アルバートの声が合図となり今回の訓練が終了する

「・・・」

燐は少しの間固まったまま、そのあと

「ごっめーん、負けちゃった!」

「しょうがないっすねー、お疲れ様でした」

「ムム、惜しかったナ。」

チームの2人に明るい笑顔を向けて謝った

「あたいの風も効かないなんてあんたチョーすごいじゃん!」

「そりゃどうも、だが訓練じゃなかったらどうなってたかわからない」

「訓練じゃないなら男女ビョウドーで殴り飛ばされてあたいの顔に傷がついちゃってたかもね、おーこわ」

「今回誰か1人でも追い込まれたら訓練終了だったのだガ、そうでもなかったらワタシの雷でフィールドもろとも炭になっていたナ」

「そんなこと言ったらキリがないわぁ、あでもお姉ちゃんが本気出したらエライことになっちゃうかも!」

「バトルはお預けっす!恋ちゃん!次はもっと本気出せるといいっすね!!」

「あーそうね。早くお昼にならないかしら」



「データはかなり集まっていますね・・・もう少しです」

アルバートは収集されていくデータにニヤリとした

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